佐世保市で三川内焼窯元はまぜん祭りが始まりました。
「はまぜん」とは、陶磁器を焼く際に器の下に敷く円盤状の陶板のことで、一度使うと捨てることから、祭りはその供養を兼ねています。
3枚の「はまぜん」を神殿に奉納したあと、町内にある15の窯元を巡る陶器市が始まりました。
三川内焼は、白磁に青い「呉須」で描いた唐子絵や細かい細工の置物などが人気です。市価より2割から3割ほど安く販売され、焼き物ファンでにぎわっています。
会場ではオークションや絵付けの体験コーナーもあり、家族連れなどが楽しんでいました。
佐世保市から:
「他にない磁器の白さや技術というか、歴史があるからね」
島原市から:
「毎年来てるんですけど、家の棚の中にはいっぱい三川内焼が入ってるんですけど、それでもまた来たいですね」
三川内焼窯元はまぜん祭りは、5月5日までで、期間中約1万人の人出が見込まれています。