今月21日に亡くなったローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇を追悼するミサがきのう長崎市で行われました。
27日午後3時ごろ、長崎市本尾町のカトリック浦上教会には亡くなったフランシスコ教皇に祈りを捧げようと約900人の信徒が集まりました。
2019年11月、ローマ教皇として38年ぶりに被爆地・長崎を訪問したフランシスコ教皇。原爆落下中心地碑に祈りを捧げ、核兵器廃絶に向けた力強いメッセージを発信しました。
カトリック長崎大司教区・中村倫明大司教:
「平和の実現を叫び、核兵器廃絶を叫んでいくこと、すべての命を守っていくこと、戦争や暴力を排除するよう叫んでいくこと。これらは教皇様にとっては当たり前のことだったんです」
教皇の遺影の前に花を手向け、祈りを捧げました。
佐世保市から:
「今の混沌とした世界の中であれだけのイエスの愛を発信された、感謝ですよね」
長崎市から:
「ご高齢で長崎に来て下さいましたでしょ、大切なメッセージを残していって下さったので本当に感謝です」
福岡県から:
「親しみやすくて、この人のために祈ろうと思えるような、そんな優しい教皇様だったと思います」
新たな教皇は今後、聖職者「枢機卿」の中から選ばれます。