牛島ひかりアナウンサー:
「車いすバスケットボールの九州ナンバーワンを決める大会が長崎市で開かれています。激しくぶつかり合う音やスピード感に思わず圧倒されます」
4月12日(土)と13日(日)、県立総合体育館で開かれた第35回サンライズ杯争奪車いすバスケットボール九州大会。
大会には8チームが参加し、長崎からは、長崎市と諫早市を中心に活動する「長崎サンライズ」と西海市の「SEA WEST」が出場しました。
去年準優勝した「長崎サンライズ」は4月から2人の選手が加入し、新体制に。
目指すは、6年ぶりの優勝です。
長崎サンライズ(諫早市立真城中1年)
上野里駆選手:
「シュートを決めたいです」
長崎サンライズ(長崎総合科学大学3年)
坂本望選手:
「練習通りのプレーができるように頑張りたい」
予選リーグを1位で通過して迎えた2日目の準決勝は大分県と対戦。
エース・溝口選手と高野選手が正確なパス回しを続け、
そのまま鮮やかにシュート!
その後も終始リードした展開で、
第4クオーターでは新加入の上野選手も途中出場。
相手の動きを封じ込めるチェアワークを見せ…
すぐさま高野選手がスリーポイント!
16点差で決勝進出です!
長崎サンライズ(諫早市立真城中1年)
上野里駆選手:
「緊張しました。点をたくさん取って、チームに貢献できるようになりたいです」
決勝で戦うのは福岡県。去年の決勝で敗れた因縁の相手です。
長崎サンライズ
キャプテン・溝口良太選手:
「ずっと1位2位を争ってきたチーム。福岡は天皇杯にも出ているいいチー ムなので、こっちがチャレンジャーだと思って、下剋上しにいく、そのくらいの気持ちで試合を勝ちにいきたい」
下剋上を目指す長崎サンライズ。
7点ビハインドで迎えた第2クオーター。
高野選手がリバウンドから速攻!
その1分後には…高野選手から溝口選手!
すぐさま高野選手!
連続ポイントで一気に1点差まで縮めます。
しかし、福岡の勢いも止まりません。
第3クオーター、サンライズが付け入る隙のない猛攻撃で、21点差と大きく差をつけられます。
そんな中、初出場の坂本選手が活躍!
見事、初ゴールを決めました!
初出場&初ゴール
長崎サンライズ(長崎総合科学大学3年)
坂本望選手:
「チームの皆さんがシュートを打つ場面をつくって下さったんで、入って良かったです」
反撃を仕掛けたい第4クオーター。
溝口選手が意地を見せます。
極め付きは美しい放物線を描くスリーポイント!
長崎サンライズ
キャプテン・溝口良太選手
「連続で福岡に点数を取られて流れが悪いところで、ベテランの高野さんに頼るんじゃなくて自分がやっていかなくちゃいけないっていう気持ちで」
その後も攻めの姿勢を貫き、果敢にゴールを狙い続けますが…
あと一歩及ばず。
12点差で2年連続の準優勝となりました。
長崎サンライズ
キャプテン・溝口良太選手:
「シンプルに一番悔しいです。すごくいいシチュエーションもありましたし、決して悪い試合ではなかったと思います」
Q.新たに加入した2人の選手の活躍について
「始めたばかりで分からないことだらけのゲーム、ましてや初めての試合というところで頑張って動いてくれているので、こういう試合経験を今後増やしていって、チームを活気づけていけたらいいなと思います」