西海市琴平神社の春の大祭「とんばんさん」が開かれました。
大瀬戸町の琴平神社は江戸時代、異国の船を監視する「遠見番所」があったことから、「とんばんさん」の愛称で親しまれています。
約140年続く祭りは、豊作と豊漁を祈願するもので、顔に野菜やエビ、カニなどの海産物を描いて街を練り歩きます。お上りでは、港の御旅所から高台の神社までの道行が行われました。
先頭を行くのは獅子舞。かまれた子どもは健康になると言われています。後には大名行列の従者、「奴」に扮した男の子が口上を述べながら面白おかしく踊ります。
神輿の後には、法被や着物姿の女の子や女性たちが道踊りを披露しました。「挟み箱」を担いだ大人の奴たちは、千鳥足で、意味ありげなせりふを吐きながら面白おかしく踊り歩きます。
祭りには約200人が参加しました。
琴平神社総代・中島隆さん:
「豊作祈願、大漁ですね、祈る神事。桜の花が咲いていよいよこの子どもたちの練習が始まればもう皆ウキウキですね。皆楽しみにしています」
祭りが終わると、農作業やタコ漁が始まります。