任期満了に伴う西海市長選挙は無所属の新人で元県議会議長の瀬川光之さん(63)が初当選を果たしました。
新人3人による三つどもえの戦いとなった西海市長選は元県議の瀬川光之さん(63)が6944票を獲得し、次点の武宮雄志さん(42)に1547票の差をつけ初当選を果たしました。
【当】瀬川 光之氏(63) 無・新 6944票
武宮 雄志氏(42) 無・新 5397票
田﨑 耕太氏(42) 無・新 2350票
瀬川光之さん(63):
「うれしいという気持ちよりも、今後、西海市の将来に向けてその責任者たる人間に選んでいただきましたことを大変重く責任を感じております」
現職の杉澤泰彦市長(72)が「体力的に厳しい」などの理由から引退を表明し、8年ぶりに市のトップが変わる西海市長選挙。
瀬川さんは選挙戦で自民や公明、約130の団体から推薦を受け、盤石の組織戦を展開しました。県議22年の政治経験を基に県や国とのパイプを活かした「即戦力」をアピール。基幹産業の農林水産業の振興や、造船業や製塩業などの地場企業の支援、人口減少対策、地域医療の支援などを訴えました。
瀬川光之さん(63):
「私のこれまでの全てのものを生かし、足らざるところはこれまでの人脈を生かしながら、市民の本当に良かったと思えるような、感じられるような市政運営を目指したいと思います」
次点の武宮雄志さん(42)は、2年前の県議選に続き、瀬川さんに敗れました。現職の杉澤市長に後継指名を受けるなど、歴代3人の市長から支援を受けましたが及びませんでした。
武宮雄志さん(42):
「政策を実現するに足る能力が及んでいないと皆様にご判断されたのかなと思っております」
当日有権者数は2万504人。投票率は前回2021年の選挙を1.34ポイント下回る72.32%で、2005年の西海市発足後最低となりました。
また、瀬川氏の辞職に伴う西海市区の県議補選も投開票され、無所属の新人で自民党から推薦を受けた元西海市議・田川正毅さん(65)が初当選しました。