県内で火事相次ぐ…長崎市で高齢男性死亡、五島市で焼け跡から身元不明の１遺体

８日以降、県内で火事が相次ぎ、２人が死亡しました。

８日午後１１時すぎ、長崎市中園町で「ボンと音がして白い煙が見える」と近隣の住民から消防に通報がありました。

消防が消火に当たり、火は約２時間後に消し止められましたが、木造瓦ぶき２階建てアパートの１階の一部屋が焼けました。この部屋に１人で住む無職の松尾健悦さん８９歳が意識不明の状態で見つかり、救急搬送されましたが、市内の病院で死亡が確認されました。

浦上署によりますとアパートには４世帯４人が住んでおり、出火当時、全員部屋にいましたが、ほかにけがをした人はいません。

また、９日午後１時半ごろには五島市平蔵町で「集落で家のような建物が燃えている」と近隣の住民から消防に通報がありました。

火は約３時間後に消し止められましたが、火元の木造２階建て住宅と、隣の空き家の２棟が全焼し、火元の住宅から１人の遺体が見つかりました。

五島署によりますと、火元の住宅には、兄妹３人が住んでおり、そのうち７７歳の長男と連絡がとれなくなっているということです。