大村市・松原宿で「長崎街道松原宿ひな祭り」が3月23日まで開催されています。松原宿は江戸時代に参勤交代の大名や旅人が休む宿場町として栄えた場所で、その面影が今も残っています。ひな祭りは7か所で開催されており、メイン会場となるのは旧松屋旅館です。
旧松屋旅館の2階からはひな人形が顔をのぞかせており、松原宿や大村市内外から集められた約700体のひな人形が飾られています。
その中には、大正時代に作られた「御殿飾り」という珍しい雛飾りも展示されています。御殿飾りとは、「御殿」を最上段に置いた雛飾りで、御殿内部に一対の「内裏(だいり)雛」を据えています。組み上げるのに5.6時間はかかる精巧な作りになっていて、見る人を魅了する飾りになっています。
期間中は、お子さん限定の着付け体験も無料で行われています。長崎街道松原宿ひな祭は、土・日・祝の10時から16時まで営業し、入場は無料です。江戸時代の風情を感じながら、ひな祭りを楽しむ絶好の機会です。
長崎街道松原宿ひな祭
期間:3月23日(日)まで
営業日時: 土・日・祝 10時~16時
入場無料