12日午前、島原市で、住宅など10棟が焼ける火災がありました。
全焼した火元の家に住む70代の女性が安否不明となり、焼け跡から身元や性別不明の1人の遺体が見つかりました。
午前8時15分ごろ、島原市浦田2丁目で、「2階建ての住宅の1階から火が出ている」と付近住民から119番通報がありました。消防車3台が出動し、火は約4時間後の午後0時30分に消し止められました。
火元は、無職で74歳の髙田いち子さんが娘と2人で暮らす木造瓦葺き2階建て住宅で、火は周辺の家屋5棟に延焼し、合わせて6棟が全焼。さらに隣接する2棟の壁の一部が焼け、2棟の雨どいなどが焼けました。
目撃者:
「上にバーッと火が上がって、爆発するような音も聞こえていました」
出火当時、髙田さんの家には、いち子さんが1人でいて、火災のあと、安否が分からなくなっています。焼け跡からは、身元や性別の分からない1人の遺体が見つかりました。延焼した住宅などの住人は全員逃げて無事でした。
現場は、交通量の多い国道251号沿いで、警察は、火災直後から約4時間にわたって全面通行止めの交通規制を敷きました。
島原署は、遺体は、いち子さんの可能性があるとみて身元の確認を急ぐとともに、出火原因を調べています。