長崎市で住宅1棟が全焼する火事があり、焼け跡から身元不明の一人の遺体が見つかりました。火元の家に住む女性と現在も連絡がとれていません。
小栁亮雄記者:
「火災現場に来ています。奥に見える建物から炎が出ていて、辺りにはこげ臭いにおいが充満しています」
4日午後0時半ごろ、長崎市立山5丁目で住民から「2階建て住宅の1階から炎が見えます」と119番通報がありました。
火は約3時間後に消し止められましたが、70代の夫婦と娘が3人で暮らす2階建て住宅が全焼したほか、近くの住宅の一部を焼き、焼け跡から身元が分からない1人の遺体が見つかりました。
付近住民:
「ドーンという音がして、2・3回、ドンドンという音がして、窓を開けたら火の手が見えていた」
長崎署によりますと、出火当時、火元の家には夫婦がいて、妻が逃げ遅れたということです。
夫は避難する際にやけどを負い長崎市内の病院に救急搬送されましたが命に別状はありません。娘は外出中で無事でした。
警察が遺体の身元や出火原因を調べています。