県高校ラグビー新人戦が26日、佐世保市で行われました。決勝戦は、県立高校同士のライバル対決となり、去年の県内公式戦で無敗を誇り花園にも出場した第1シードの長崎北陽台と、去年の同大会決勝で北陽台に敗れ、リベンジに燃える第2シードの長崎北が対戦しました。
前半4分、青のジャージーの北陽台が相手の反則でペナルティーキックを得て、キッカーの長瀬が落ち着いて決め3点を先制。前半22分には、敵陣ゴール前のスクラムから長瀬が突っ込み、最後は末岡が飛び込んでトライ。前半を8対0で折り返します。
【長崎北陽台・品川英貴監督】「ちょっと舞い上がり過ぎ。自分が今、目の前で何をするのかフォーカスしてやれよ」
【長崎北・向井雄一郎監督】「しっかりボールに向かって、自分の体を正面に向けるとか基本的なこと。ボールを動かせばチャンスになるんだから、ボールを速く動かせ。これは去年から言ってること。ものにせんば」
一方、8点を追う白と紺のジャージーの長崎北は後半2分、ゴール前のラインアウトからフォワード陣が徐々に押し込み、最後は岩﨑がトライ。5点を返します。
さらに後半24分、長崎北はボールを回しながら攻め込み、道端がトライを決めて逆転。試合はそのま10対8でノーサイドとなり、長崎北が10年ぶり12回目の優勝を果たしました。
【長崎北・道端幹大選手】「悔しい気持ちで練習してきた。先輩方のかたきを討ててうれしい。九州大会や全国大会でも良い結果を残せるように頑張りたい」
【長崎北・北嶋勇翔主将】「絶対勝つという気持ちがあったので、ここでしっかり勝ててとても良かった。チームで4冠目指して花園出場、花園ベスト8狙っているので、そこに向けてしっかり練習やっていきたい」
【長崎北陽台・品川英貴監督】「これも勉強。負けは負け。これで終わりじゃない。悔しがってこれから何をするべきか考えなければならない」
【長崎北陽台・山口貴生主将「前半相手を点に抑えて勝っていたが、後半の粘りが甘かった」「最終目標は花園でベスト16を目標に立てているので、そこにたどり着けるようにがんばりたい」
優勝した長崎北と準優勝の長崎北陽台は、2月15日から福岡県宗像市で行われる全九州高校新人大会に出場します。