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2025/01/27

国の重要文化財 唐寺・聖福寺山門に「鯱(しゃちほこ)」取り付け

国の重要文化財の修復工事をしている長崎市玉園町の聖福寺の山門に「鯱(しゃちほこ)」が取り付けられました。

一対の新しい「鯱(しゃちほこ)」は瓦製で、高さ約1メートル、幅約35センチ、重さは70キロほどあります。愛知県高浜市の「鬼師」と呼ばれる特別な技術を持つ職人が作りました。

作業員らが地上約10メートルの山門の屋根に、ウインチでつり上げた「鯱(しゃちほこ)」を据え付けました。1つ目は23日に取り付け、27日は2つ目を設置しました。

長崎聖福寺修復協力会・浦川麻衣子さん:
「山門の修復工事がこれでいったん終わるのでほっとしています。すごく立派になって、明治時代の写真で見ていた随分前の山門の姿に戻ってうれしいです」

1677年に創建された唐寺・聖福寺。2014年に本堂の大雄宝殿と天王殿、鐘楼、山門が国の重要文化財に指定されました。4棟とも江戸時代に建てられ、300年以上経って老朽化しているため、4年前の2021年3月から修復が進められています。これまで山門と大雄宝殿を中心に修復を進め、今年から鐘楼の工事も始まりました。

浦川麻衣子さん:
「国の重要文化財が4棟もここにあるというのを色んな人に見ていただきたい」

長崎聖福寺修復協力会によりますと、修復費用の総額は18億5千万円。うち9割は国の補助金で賄われ、不足分は、協力会が寄付を募っています。4棟の工事は2031年に終わる予定です。

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