22日午後、西彼・時津町で、90代の男性が運転する車が工事現場の作業員をはねて死亡させる事故がありました。
午後1時ごろ、時津町元村郷の国道206号で、長崎市方面に走っていた軽乗用車が道路上の電光掲示板「道路情報板」の設置作業をしていた長崎市西山1丁目の会社員で53歳の烏山和己さんをはねました。
烏山さんは頭などを強く打ち、意識不明の重体で長崎市内の病院に救急搬送され、約1時間後に死亡が確認されました。軽乗用車を運転していた時津町元村郷の無職の93歳の男性にけがはありませんでした。
現場は片側2車線の見通しの良い直線道路で、時津署によりますと、工事現場の約15メートル手前から第1車線を三角コーンで規制していました。しかし、軽乗用車は規制区間に侵入し、停車中の車から降りてきた烏山さんをはねたということです。時津署は、93歳の男性に当時の状況を聞き、事故の詳しい原因を調べています。
この事故の影響で、長崎市方面に最大約2キロ、西海市方面に最大約1.5キロの渋滞が発生しました。