経営者は「こぼれた廃油を掃除中、目の前で突然火の手が上がった」と話しています。
3日午後、長崎市の自動車販売会社で車7台が全焼、合わせて16台が焼け、2人がやけどをする火災がありました。
吉永龍司アナウンサー:
「火災のあった現場です。あちらトラックや乗用車など数台が黒く焦げてしまっています。そして辺りは何か化学薬品を燃やしたような鼻を突く臭いが漂っています」
午後2時半すぎ、長崎市畝刈町の有限会社沖田自動車で「廃油に火がつき、車両に延焼している」と通行人から119番通報がありました。
消防車6台が出動し、火は約1時間後に消し止められましたが、屋外の展示場に止めていたトラックや乗用車など16台が焼け、うち7台が全焼しました。
火災の目撃者:
「最初爆発音がして、そして炎が上がって、真っ黒い煙が空いっぱい広がって、それからまた火の手が大きくなってすごかったです」
この火災で経営者の男性ら2人が顔などにやけどをしましたが、命に別状はないということです。
時津署によりますと、経営者の男性は、「出火当時、目の前で突然火の手が上がった」などと話していることから、第三者による放火の可能性は低いとみています。また、「出火当時、こぼれた廃油を掃除していた」と話しているということです。
時津署は廃油に引火した可能性もあるとみて関連を調べています。