42.2kmを7区間でつなぐ男子には30校が出場。連覇を狙う鎮西学院のキャプテンで、双子の牟田兄弟の兄・牟田颯太の腕には…「出して見せます、29分台」の文字。
夏のインターハイ3000m障害で8位に入賞した牟田颯太がレース中盤で後続の長崎日大と瓊浦との差をじわじわ広げます。
目標の30分切りはならなかったものの、暑さの中、最長の1区10kmを30分41秒で区間賞を獲得。都大路へに向け、好発進します。
鎮西学院は、2区の1年生・百田が区間賞の走りでリードを広げ3区へ。しかし、8.1kmの3区。29秒遅れの2位、長崎日大は3000m障害でインターハイに出場した松本快斗が猛追。
松本は、サッカー部から転部してわずか半年。区間賞の走りで先頭の鎮西学院との差を7秒まで縮めます。
詰められた鎮西学院の4区は、双子の弟・牟田凜太。夏場に貧血で苦しめられたエースが復活!長崎日大との差を1分52秒に広げます。
鎮西学院は、続く6区、7区も区間賞を獲得。去年の都大路では、入賞を目指しながらも悔しい23位。リベンジに向け、2年連続17回目の優勝です。
【鎮西学院3年牟田颯太主将】「2人で同じ苦しみも越えてきて、2人でいい状態を迎えられたことは自分たちも待ち望んでいたことなので、しっかりこれからも調子を維持出来るように頑張っていきたい」
【鎮西学院3年牟田凜太選手】「自分と颯太でまた二枚看板でしっかり全国8位入賞、県高校記録を出せるように2人で力を合わせて頑張っていきたい」
【長崎日大3年松本快斗選手】「(九州大会では)しっかりリベンジ出来るように区間賞も目指してやっていきたい」
男女各58校が出場する全国高校駅伝は、12月22日(日)、京都・都大路で号砲です。