焼き物の町、東彼・波佐見町に可愛い陶芸家、焼き物作りの名人が誕生しました。
これは、北欧の神話に登場する巨大な樹木をモチーフにした「世界樹ユグドラシル」という作品です。木に、階段やはしご、ベランダなどを付けた家で、高さは約43センチ。動物たちが仲良く暮らす家です。
作ったのは、波佐見町立東小学校の4年生、長瀬海さん10歳。7月に茨城県で開かれた「第23回全国こども陶芸展inかさま」の小学校高学年の部で最高賞に当たる「文部科学大臣賞」に輝きました。
10月1日、波佐見町の前川町長に受賞の報告をしました。
父親は、波佐見焼の工房を営む陶芸家の長瀬渉さん(47)です。父の背中を見て育った海さんは、3歳の頃から粘土で動物などを作り、遊ぶようになったそうです。陶房には海さんの作品の展示コーナーもあります。
長瀬海さん:
(Q.大臣賞取ったと言われた時どうでした?)
「ビックリしたし、うれしかった!」
長瀬渉さん:
「海、何であれ作ろうと思ったの?」
父・長瀬渉さん:
「木のドールハウスが欲しかったから…。はしごとか階段作る。細かい部分を作るのが大変だった」
父・長瀬渉さん:
「陶芸展に向けてというわけではなく、もう出来上がった時点で結構格好良かったんで、これは何か評価してもらえるんじゃないかなと思った」
今月26日(土)、27日(日)は、波佐見町中尾郷の窯元を巡る陶器市「秋陶祭」が開かれ、海さんも出店するそうです。