来年春のセンバツ甲子園につながる秋の高校野球長崎県大会は決勝が行われました(14日)。
初優勝を狙う壱岐高校の応援席には、在校生や保護者、学校関係者など、およそ200人が壱岐島から駆け付けました。
【壱岐高校生徒】
「壱岐高校の応援です」
「壱岐全体一丸となって頑張りたいと思う」
「クラスメートの活躍が楽しみです」
「日帰りで帰ります」
大声援を背に戦う壱岐は、春夏合わせて25回の甲子園出場を誇る海星に挑みます。
壱岐は1回ウラ、早速チャンスをつくります。2アウト3塁から、4番日髙(2年)のサードへのゴロを、サードがはじきタイムリーエラーで1点を先制。さらに壱岐は4回。1アウト1塁3塁の場面で、1塁ランナーがスタートを切り、一・二塁間に挟まれる間に3塁ランナーが隙をついて生還。ダブルスチールが決まり、2対0とリードを広げます。
しかし5回、海星が反撃に出ます。1点を返し1点差とすると、2アウト満塁で3番の小林(1年)がライトへの2点タイムリーを放つなど、この回一挙4点を挙げ、海星が4対2と逆転します。
その後、海星がさらに2点を追加し、4点を追いかける壱岐は8回、1アウト1塁2塁で、途中出場の久保田(1年)が内野安打を放つと、相手の悪送球の間にランナー1人が帰り、6対3に。壱岐は9回にも犠牲フライで1点を返しましたが、一歩及ばず。
6対4で敗れ、初優勝はお預けとなりましたが、九州大会へ期待を抱かせる素晴らしい戦いを見せました。
【試合終了】(海星6対4壱岐)
【壱岐高校生徒】
「負けてしまったけど、最後まで熱い良い試合だったなと思います」
「感動しました」
【壱岐2年③浦上脩吾主将】
「応援に後押しされて、とても雰囲気が良かったが最後まで粘ったが、勝てなくてとても悔しかったです」
【壱岐1年⑩久保田空輝選手】
「すごい大声援で自分たちも後押しされたので、感謝しています」
【壱岐2年⑨小西桜ノ介選手】
「結果が大事だと思うのでしっかりプレーをして、甲子園で恩返ししたい」
【海星1年③小林幹裕選手】
「九州大会でも自分のバッティングができるように、短い期間ですが準備していきたい」
【海星2年⑥濱部大間主将】
「(目標は)選抜甲子園に出場してプレーすることなので、まずはそこに向かって全員で頑張っていきたい」
両校は、26日(土)から九州大会に出場し、ベスト4以上で出場が有力となるセンバツ甲子園を目指します。
【壱岐高校 勝ち上がり】
2回戦 12-1(7回コールド)vs佐世保南
3回戦 10-0(5回コールド)vs島原中央
準々決勝 2-0vs創成館
準決勝 3-0vs大崎
決勝 4-6vs海星