暑さも忘れ、全身水浸しで無病息災を祈願します。
佐世保市で夏の伝統行事「江迎千灯籠まつり」が始まりました。
照りつける太陽のもと、木彫りのお地蔵さまが神輿にのせられ、安置されている寿福寺を出発します。
「江迎千灯籠まつり」の催しの1つ、約500年続くとされる「水かけ地蔵まつり」です。
その昔、お地蔵さまと、子どもたちが一緒に水遊びをして、この地方にはやった疫病から人々を救ったのが始まりとされています。
神輿に担がれたお地蔵さまは子どもたちと一緒に寺のふもとを流れる嘉例川へ。
住職の掛け声が水かけ開始の合図です。
川を出た神輿の行列は、続いて家や店が立ち並ぶ街の中心地へ。沿道ではホースやバケツでたくさんの水を用意した人々が待ち構えます。
無病息災、疫病退散にご利益があるとされる“縁起のいい水”大人にも子どもにも、撮影しているカメラにも遠慮はありません。全身ずぶぬれになりながらも参加した人々からは笑顔がこぼれていました。
佐世保市内から参加:
「楽しかったです」
(Q.どんなところが楽しかった?)
「氷が入っている冷たい水のところ」
佐世保市内から参加:
「みんな楽しく遊んでいてよかったです」
(Q.お子さんの反応は?)
「逃げ回ってました」
付近の住民:
「(孫が)ケガしないように健康にすくすく育ってほしい」
この後、午後7時には町内に設置された約1万個の灯籠に明かりが灯され、街は幻想的で、夏だけの特別な雰囲気に包まれます。
23日と24日の午後9時からは、それぞれ約1000発の花火の打ち上げも予定されています。