2200人余りの新入生が希望を胸に新たな一歩を踏み出しました。長崎大学の入学式が行われました。
今年の入学生は、学部生1687人、院生548人、合わせて去年より72人多い2235人です。
学部生の出身地は、県内が542人、県外が1145人で、県内は32.1%と去年より6.8ポイント低くなりました。
前期日程の志願倍率は3.0倍でしたが、医学部医学科では76人の募集に対し、志願者は588人、倍率は去年より3.9ポイント高く、ここ10年で最も高い7.7倍となりました。見事狭き門をくぐり抜けた医学部生は喜びをかみしめていました。
新入生(医学部・東京から):
「将来、総合診療医になりたいが、活躍するために一番近道になるような医学部と思い来た。サポートしてくださった母含めて家族にも感謝しなければ」
祖母:
「本当に幸せなおばあちゃんをやらせてもらって周りに感謝」
新型コロナが「5類」に引き下げられて初めての入学式。マスクの着用は「個人の判断」に委ねられ、入学生の多くがマスクを外して式に臨みました。
<入学生宣誓>多文化社会学部・宮島七海さん(18):
「私たちは長崎大学の学則を守り学業に励み、人格の修養に努め、長崎大学生としての本分を全うすることを誓います」
長崎大学・永安武学長:
「結果だけを追求し、それにこだわることは、一時的な成功を追求することになり、学びの本質や価値を見失う恐れがある。どうぞ学業や研究に真剣に取り組んでください」
講義は8日(月)からです。