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2024/03/16

衆院長崎3区補欠選挙告示まであと1カ月 自民党県連が候補者擁立について党本部との協議状況を県連関係者に説明

自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で略式命令を受けた谷川弥一前衆院議員(82)の辞職に伴う衆院長崎3区の補欠選挙の告示(4月16日告示・同28日投開票)まで1カ月です。自民党本部がいまだ候補者擁立の可否判断を明らかにしない中、自民党長崎県連の古賀友一郎会長(56)らは県連関係者にこれまで党本部と重ねてきた協議の進捗や経緯を説明しました。

長崎市で開かれた自民党県連の長崎3区補選に係る説明会には、党の県議や県選出の国会議員、地域支部幹部ら約30人が出席しました。

長崎3区補選の候補者の擁立をめぐっては2月7日(水)に自民県連の古賀友一郎会長(56)と前田哲也幹事長(60)が自民党本部の茂木敏充幹事長(68)や小渕優子選対委員長(50)と面会。結論は出ませんでしたが、「選挙を戦うとなった場合の準備を検討する」ことを確認しました。

これを受け、県連の県議団も候補者擁立の準備を進めることで合意。13日には茂木幹事長から古賀会長らに「長崎3区は戦うことになった。準備を進めてほしい」と電話があり、候補者を擁立する方針を固めていました。

こうした中、江真奈美県議(56)が出馬に意欲を示し、古賀会長らは26日に党本部の茂木幹事長らと再び面会し、報告。しかし面会後、報道陣の取材に応じた古賀会長は「戦う戦わないということも含め党本部の判断を頂きたい」と述べ、擁立方針から一転、擁立を見送る「不戦敗」も含め、3月10日をリミットとして党本部からの回答を待っていました。

出馬の意欲を示していた江県議は。

江真奈美県議(56):
「戦うという覚悟をみんなに示した中で、手順を踏んでやってきてるんだけれども、その手順を踏んできた様々なことが(党本部に)正しく伝わっているのかどうかは私の中では少し疑問ではあります。『不戦敗』はあり得ないという声が結構あるので、それをきちんと県連としてまとめて、それが党本部に伝わってるかどうかというのは、ちょっと知りたいところであります」

約1時間15分にわたり党本部との協議の進捗や経緯を県連関係者に説明した古賀会長は…。

古賀友一郎会長(56):
「まずは党本部がどうするか判断していただかないと、我々は一歩前に進めない状況です」
(Q.少なくともいつまでに決定しないといけないと考える?)
「もうそんなレベルじゃありません。もう告示までひと月前ですから。1日も早くと言いますか、1時間でも1分でも早くというような状況だと思います」

説明会に出席した県議からはこんな声も…。

田中愛国県議(79):
「何も結論出なかったし、党本部待ちだからトーンダウンした感じじゃないの、皆さんも。県議団は8割は(補欠選挙を)やろうと言ってるわけだから。8割ということは、どっちかと言えばもう決まりと一緒だよ。それが先に進まないのは、特殊性だろう、今度の補欠選挙の」

衆院長崎3区補欠選挙は4月16日(火)告示、28日(日)投開票です。これまで立憲民主党の現職で、比例九州の山田勝彦衆院議員(44)と、日本維新の会の新人で、塾経営の井上翔一朗氏(40)が出馬を表明しています。

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