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2024/03/15

パワハラ見聞きし「心がまいってしまった」長崎労働局元職員が間接的なパワハラ受けたとして国を提訴

長崎労働局の元労働基準監督官が間接的なパワハラで精神的な苦痛を受けたとして国に慰謝料を求め、長崎地裁に提訴しました。原告は職場で連日パワハラを見聞きしたことで「心がまいってしまった」と訴えています。

提訴したのは去年3月まで長崎労働局に務めていた元労働基準監督官の永瀬仁さん54歳です。
訴状などによりますと、2021年4月から翌年1月までの間、所属する部署の課長が特定の部下に対しパワハラ発言を繰り返していたとしています。永瀬さんは直接暴言を吐かれたことはありませんが、連日間近で見聞きし、職務に専念できなくなるなど精神的苦痛を受けたとしています。

原告・永瀬仁さん(54):
「『時間外に残っていても成果物がないんだったら時間外手当なんか請求するな。仕事できないんだったら徹夜してやれよ』
『歩いている女性に抱きついて、ちょっと下半身でも露出して警察に捕まればそっちが早いかもな』とか。
一言や二言だったらもしかしたら口が滑って言っちゃうこともあるかもしれないが、こんだけ何回も何回も言っていればこれはそう思っているんだと。それは納得いかない」

またパワハラを内部通報したことで不当に低い人事評価を受けたなどとして国に慰謝料など330万円を求めています。代理人によりますと、間接的なパワハラで訴えを起こすのは珍しいということです。

原告・永瀬仁さん(54):
「彼はずっと三十数年間、労働基準監督官としていたと思うが、まともな指導を会社にできていただろうか」

長崎労働局は「事実確認をしたい」とコメントしています。

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