【V・ファーレン長崎】Jリーグ開幕！７季ぶりJ1復帰へ　下平隆宏新監督の元、新生V・ファーレンの初陣

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明治安田Ｊ２リーグ。７季ぶりのＪ１復帰を目指すＶ・ファーレン長崎は、アウェーで藤枝とのリーグ開幕戦に臨みました。下平隆宏新監督（５２）の元、新生Ｖ・ファーレンの初陣。長崎市役所のパブリックビューイングは大声援に沸きました。

【岩本忠成キャスタ―】「いよいよＶ・ファーレン長崎の開幕戦です。サポーターの気合も十分です。」
長崎市役所で開かれたパブリックビューイングには、約５５０人が応援に駆けつけました（元々の定員２００人）。サポーターのユニホームは色とりどり。サポーター向けの今シーズンのユニホームの製造が遅れているトラブルによるものです。それでもサポーターたちは、本拠地が諫早市のトランスコスモススタジアムから、長崎市に１０月１４日に開業する長崎スタジアムシティの「ピーススタジアム（略称ピースタ）に移る節目の年に、「歴代のユニホームを着て楽しもう」とＳＮＳなどで呼び掛けました。

【サポーター】「３シーズン前かな。初めて買ったユニホームで思い出もあって着て来ました。」
「これいつのだろう…２０２２年かな？これはこの子のお気に入りで。頑張れ！Ｖ・ファレーン！」】

トラブルも前向きに楽しむ心強いサポーターに後押しされるＶ・ファーレンの相手は…昨シーズンＪ２初参戦、１２位だった「藤枝ＭＹＦＣ」です。最初の大きなチャンスは、藤枝でした。左サイドのクロスから、先制を許したかに思われましたが、ここはポストに救われます。前半は、藤枝有利の展開で苦しめられますが、後半から反撃を狙います。

（後半１３分）ハーフウェイラインから⑭ＭＦ・名倉巧（２５）が一人で運び、㉝ＭＦ・笠柳翼（２０）、もう一度、名倉に戻して…。相手に囲まれながらのシュートは、キーパーに阻まれます。

サポーターが先制点を願う中、途中出場のプロ２年目、㊳ＭＦ・松澤海斗（２３）が地元静岡のピッチで見せます。
（後半１６分）左サイドでボールを受けると、得意のドリブルから…。しかし、わずかにパスが通らず…。後半、シュート３本の藤枝に対し長崎は７本。ゴール近くまで何度も迫りますが、なかなかネットを揺らすことができません。勝ち点３を目指し、アディショナルタイムまで果敢に攻め込みますが…。試合終了のホイッスル。スコアレスドローで、勝ち点１を分け合いました。

【下平隆宏監督（５２）】「Ｊ１昇格を目指す我々にとっては、勝ち点２が足りない、物足りない勝ち点ではありますけど、まずこの勝ち点１を取れ　たことポジティブに捉えたい」

下平監督のＶ・ファーレン初勝利は、次の土曜３月２日（土）、ベガルタ仙台とのホーム開幕戦にお預けとなりました。