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2024/02/28

【アーチェリー】長崎市出身・青島鉄也V!全日本室内選手権 地元開催・大学最後の選手権で快挙 恩師や家族の歓喜の声も

長崎で初開催の日本選手権で県勢が快挙達成です。
【岩本忠成キャスター】「長崎市のアリーナかぶとがにです。こちらである種目の日本選手権が行われています。その種目とは…?」

的

弓で的を狙うアーチェリーです。2日間にわたり行われた第33回全日本室内アーチェリー選手権。全国各地からアーチェリーのトップアスリート約200人が集まり、8種目に分かれ争いました。アーチェリーは一般的に屋外で的までの距離は70mで争われますが、大会は室内で18m先の的を狙います。申請記録では、出場選考に漏れた中高生も開催県推薦枠で参加しました。

【三重中2年松山純選手】「とても緊張しました。強くなれればここまで行けるのかな。」
【大村工3年前川祥多郎選手」「(一緒に回った)日本代表の選手は外してもしっかり10点に入れてカバーできる能力があるのが自分にはないすごいところかなと思いました。」

青島

そんな中、オリンピックでも使われる両端が反った弓「リカーブ」の一般男子で、1位と1点差の2位で予選を通過したのが、長崎市出身・日本体育大学4年の青島鉄也選手(22)。西町小2年でアーチェリーを始め、緑が丘中、大村工業高校に進み、大学2年時には世界ユース大会で優勝、世界王者も経験しました。
決勝トーナメントでは、3本ずつ矢を放ち、その合計点が多かった方が2ポイントを獲得。先に6ポイントを取った方が勝ちです。

青島選手は、2回戦で延長の「シュートオフ」までもつれながらも勝利。準々決勝・準決勝でも安定して得点を重ね、優勝決定戦まで駒を進めました。
【青島鉄也選手】「(地元で)トップでやられてる選手もいてその背中を追ってきたので自分は少しでも第一線でやってる姿を(地元の)みんなに見せられることが出来たら良いのかな。」
「(優勝決定戦に向けては)あとはやるだけなのでしっかりと最後勝ち切って終わりたい。」

武藤

決勝の相手は、3年前(2021)の東京オリンピックで日本初となる男子団体・銅メダルを獲得した武藤弘樹選手(トヨタ自動車)。この日、応援に駆けつけた父・隆さんもエールを送ります。
【父・青島隆さん】「そう簡単に優勝できる話はない。やっぱり全日本ですからそれは本人(鉄也選手)が一番あるでしょうし、僕はもうただただ見守るだけ」

第1セットは、武藤選手が強さを発揮。満点の30点を出し、先制を許します。(青島・第1セット28点)
対する青島選手は、第2セットの3本目。ここを10点で決めれば、満点になるところで、きっちりと10点を射止め、安堵の表情を見せます。その後、両者1セットずつを取り、このセットを取れば優勝が決まる第5セット。緊迫した雰囲気の中、両者とも2本連続で10点を射止めます。

青島・顔

そして、大一番の3本目。最後も10点を決め、満点。そして後攻の武藤選手は、9点。青島選手は高校1年時の優勝以来、6年ぶり2回目となる優勝を決めました。

【青島鉄也選手】「素直にうれしいです。地元開催ということで優勝したい気持ちもありましたし、結果だけでなくて自分のプレーする姿をたくさんの人に見てもらいたいなと思っていたので、良い形で締めくくることが出来て良かったです」
【大村工業高校時代の恩師・前田貴史先生】「地元開催の大学4年生最後の大会で(優勝)してくれたのは、感慨深いものがあるかな」
【父・青島隆さん】「正直うれしい。こういう試合がここで出来たのも幸い。皆さんに感謝しかありません。ありがとうございました」】

長崎市出身のアーチェリー界期待の星、青島鉄也選手22歳。春からは実業団選手としてエディオンに進みます。今後の目標は…。
【青島鉄也選手】「自分は来年のパリ五輪の内定は逃してしまったので、4年後の2028年のロサンゼルス五輪はまだ十分狙えるところだと思うので、ロサンゼルス五輪で必ず金メダルを取れるようにそこに向けて頑張っていきたい。」

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