【1】開催年月日
2025年9月22日(月)午後2時~3時30分
【2】開催場所
長崎文化放送5F大会議室
【3】出席委員
委員総数 8名
出席委員数 6名
【委員長】本田 時夫
【副委員長】吉岡 和佳子
【委員】小林 奈々/友池 昌寛/竹田 英司(新任)/西本 秀(新任)
*髙橋 孝次委員はリポートを提出
【4】議題
課題審議
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テーマ:「テレメンタリー2025 シリーズ戦後80年 ノー・モア・ナガサキ 被爆80年 VOICE」
広島と⾧崎で21万人以上を殺害した原爆。放射線は今なお被爆者の心身を苦しめている。非人道の極みの‟無差別大量虐殺放射線放出兵器”は今、「核抑止力」として国際安全保障の根幹に据えられている。ロシアのウクライナ侵攻で核使用の脅威が高まり、核軍縮は停滞。各国が核依存を深め、軍拡が加速。被爆80年、番組では原爆投下国・核超大国アメリカの市民らに問う。核兵器は、世界平和のために必要か?日本への原爆投下は、正しかったか? (委員の意見) ●「様々な国や立場、年齢の方々の意見が生々しく、未来に向けた前向きな意見があったことを感じた」 ●「被爆者の残された映像や言葉をより多くの人々へ伝承し、教育に役立てることが今後の課題であり、多くの人が真剣に向き合うべき時代が来たと感じた」 ●「過去の映像と現在のインタビューを組み合わせ、戦争と核兵器に対する考え方を多角的に問いかける一貫した番組であった」 ●「他国への理解と共感が平和の実現に必要であり、核兵器について皆が真剣に考え続けないと未来がないことを感じた」 ●「番組が持つ意見や文脈、背景についての説明が少し簡略化されていると感じた」 ●「シンプルに生の声を伝える構成や、アメリカの若者が自分の言葉で核の課題を語っていたことに驚いた」 ●「番組で出てくる用語に解説があるとよかった」 ●「見る側に問いかけ、考えるきっかけを与える番組であった」 ●「従来の核兵器関連の番組とは異なり、一般市民の率直な意見や長崎の声が多く取り上げられており、新鮮で偏りのない内容であった」 ●「被爆者やNGO、国際機関関係者などの明確な意見や、若い世代に対する伝承活動の重要性が強く印象に残った」 ●「番組を学校教材として広く活用し、若い世代が核兵器問題を考えるきっかけになってほしい」 ●「核兵器肯定の声もあったが、後半から核廃絶の方向性が強くなり、エンディングの『地球市民に捧ぐ』の言葉が意味深かった」 ●「核兵器廃絶はすぐには難しいが、グローバリゼーションや国際交流を促進し、世界が協力し合うことで、少なくとも核兵器が使われない世の中に近づけるのではないか」 ●「長崎市の放送局として被爆者の声を伝える重要な番組だが、誰に届けたいのかが分かりづらかった」 ●「若者には「自分ごと」として捉えにくく、内容が十分伝わらない印象を持った。経済学的観点からの話題も欲しかった」 ●「番組は問いかけ型だが、制作者の考えや答えが明示されておらず、視聴者が自分の意見や行動に結びつけるのが難しい」 ●「一般の日本人や普通の若者のリアルな声が盛り込まれるとよかった」 ●「中国や韓国など他国の声も加えることで、世界的な広がりや多様性がより深まったのではないか」 ●「被爆80年という節目に、被爆地の思いと世界の現実の乖離を多様な声や矛盾する意見も含めてまとめた番組構成が評価できる」 |
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視聴者応答の報告 |
| 3. |
次回開催について 次回の第356回放送番組審議会は10月27日(月)午後2時から 課題番組:2025年9月27日 午後2時30分~3時25分放送「オドロキ ナガサキ 度肝抜キ」 (長崎文化放送制作) |
| 4. |
第31回PROGRESS賞の内定について |