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トコトンHappy/トコトンHappyサタデー

トコトンHappyサタデー

2025/12/06

上野敏子のあなたの町におじゃまします~平戸市

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あなたの町におじゃまします・今回は、海に囲まれた平戸を歩きます。

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平戸はお茶の発祥の地

商店街であったかそうな店を見つけました。お茶屋さんです。

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「有香(ゆうこう)製茶」。町の案内所も兼ねています。

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スタッフの分までお茶を出していただきました。

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オリジナルの健康茶です。全国に発送しているそうです。

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ドクダミ・柿の葉・クマザサ・甘草など9種類をブレンドしています。

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焼酎を割ってもおいしいそうです。

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ご主人の有浦奨さん。日本茶アドバイザーや茶育指導士の資格をお持ちです。

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日本のお茶の発祥の地だとされる平戸。自然もいいし、たべものもいいから「もっと磨くともっと素敵なところになる」と話してくれました。

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来店したのは、平戸市商工物産課のおふたり。

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お茶をいただきながら観光スポットについてうかがいます。商工物産課のおふたりは、市を挙げて取り組んでいる「あご(トビウオ)」のPRをしてくれました。

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有香製茶
住所 平戸市宮の町643-1電話 0950-22-2470
営業 8:00~18:30
休み 1月1,2日 8月16日
※商店街駐車場の無料券あり

あごだしは「黄金スープ」

「あごだし鍋」がこの季節にぴったりと、おふたりにお店を紹介していただきました。

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海鮮居酒屋「桃源郷」でいただいたのは...

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「あごだし海鮮寄せ鍋」(4人前3,080円)

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地魚あらかぶに、平戸産のシイタケ「ひらどロマン」。

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魚介もたっぷり具だくさんです。

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出汁はもちろん「あごだし」です。

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特長的な色から黄金スープと名付けています。

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豆腐を揚げて、黄金スープをかけた「あごだし豆腐」(550円)もこの店の名物です。シンプルだけど、あごだしの味を直接感じることができます。

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ひたすら「美味しい」を連発していました。

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海鮮居酒屋「桃源郷」
住所 平戸市宮の町618
電話 0950-23-2815
営業 17:00~24:00
休み 不定
駐車場 なし

一組限定 あご尽くしのコース

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長崎県のあごの水揚量は、全国1位。平戸市は県の水揚量の約60%を占めます。

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毎年、秋になるとあごは平戸近海にやってきます。

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さらに“あご料理”を求めて、「磯かつ」というお店におじゃましました。

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60年続く平戸の名店です。昼・夜 1組限定の完全予約制です。

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建物は、120年ぐらい経っています。店主の宮國さんが、父の代からの日本料理店の雰囲気を変えて、今年6月にリニューアルオープンしました。

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コースは、15品ほど。あごの南蛮漬けや、あごだしそうめん、あごだし茶碗蒸しなどあごを活かしたメニューが並びます。

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磯かつ
住所 平戸市木引田町398
電話 0950-22-2967
営業 昼11:00~ 夜17:30~22:00
休み 不定  駐車場 なし

平戸の「赤プリ」 

平戸の夜はまだ続きます。

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みなさんに連れられて来たのは、通称「赤プリ」というスナック「プリンセス赤坂」です。

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平戸のお酒で、綾美ママとの会話が弾みます。

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ママの実家は、かまぼこ店。おつまみにもあごの練り製品がならびます。

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プレインセス赤坂
住所 平戸市木引田町450
電話 0950-22-7500
営業 20:00~
休み 日曜  駐車場 なし

冬の平戸は特別

この時期の夜の平戸は、ちょっと特別です。

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平戸港交流広場で「HIRADO」の文字を浮かび上がらせるイルミネーションは、小学生がペットボトルで作っています。

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「平戸ナイトミュージアム」は、1月12日まで。午後6時から午後9時まで点灯されます。

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ライトアップしているのは、交流広場のほか、平戸城・亀岡公園・平戸オランダ商館・鄭成功記念館付近の5つのエリアです。

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創業120年 伝統製法で作る「焼きあご」

翌朝は、焼きあごの加工場におじゃましました。

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林水産は、創業120年以上、伝統の製法で焼きあごやいりこを作っています。

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生のあごを大きさを選びながら串に刺していきます。手作業です。

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平戸沖でとれたあごです。

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この道50年の林二男さんは、漁師もしていました。

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かつては、この地区だけで100人ほどいた漁師も、今は十数人になっているそうです。

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炭火で焼きます。

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特別に、焼いたばかりのあごをいただきました。

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だしをとるための焼きあごです。

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焼いた後、さらに5~6日乾燥させます。

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身が締まってくると完成です。

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焼きあごを作る作業は、1月まで続くそうです。

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出来上がった焼きあごは、一年を通して買うことができます。おいしいお雑煮にいかがですか。

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林水産
住所 平戸市岩の上町1383
電話 0950-26-0030
営業 9:00~16:00
休み 土曜・日曜・祝日

やっぱり外せない平戸名物

かまぼこの産地、川内町に向かいます。

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「宝亀かまぼこ」。スナックプリンセス赤坂の綾美ママの実家です。

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ママがいらっしゃいました。かまぼこ店の3代目。朝からかまぼこの製造をしているそうです。

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平戸名物「すぼかまぼこ」をいただきました。

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石臼ですり身を練り上げるので、こしがあります。

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タイミングが合えば、揚げたてアツアツを試食できるそうです。

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宝亀かまぼこ
住所 平戸市川内町1167
電話 0950-24-2018
営業 10:00~17:00
休み 火曜  駐車場 あり

染物店5代目の挑戦

市の中心部に戻ってきました。

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江戸時代から明治にかけて、紺屋町(こうや・まち)には、50軒以上の染物屋が軒を連ねていたそうです。

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「上の木寺染物店」の5代目山本久美子さん。

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趣味でつくったというドレスを見せていただきました。

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素材は木綿を使い、染の技法を用いています。

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胸には、平戸のツツジと椿をデザインしています。

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染の模様は、あごが飛ぶ姿をイメージしています。

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父の跡を継いで5代目となって約30年。山本さんは、「試行錯誤してきたことがやっと今、形になってきた」と話します。

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「節句のぼりは、武者の顔をよく見て研究しろ」。父からの教えです。

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父と娘の節句のぼりです。

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「口のむっとしたところが足りないんですよ」。先代の作品と比べ、顔がやさしくなってしまうという5代目です。

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こんな迫力のある鬼洋蝶(おにようちょう)を描くのが夢だそうです。

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上の木寺染物店
住所 平戸市紺屋町371
電話 0950-23-2698
営業 9:00~18:00
休み 不定 駐車場 1台

師走の平戸は、焼あごのスープが染みわたる町でした。

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放送内容

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