長崎をちょっと飛び出す「週末ちょい旅」。今回は、佐賀県伊万里市から、武雄市、佐賀市まで行っちゃいます!
風を感じて、自然を感じる。さわやかな秋の週末ちょい旅です。
伊万里市の中心部から車で20分ほどの海沿いにある「いまり夢みさき公園」に到着。広々とした自然豊かな公園です。
まず体験するのが、草スキー。シーズンには、行列ができるほどの人気。特にお母さんたちが喜ぶそうです。
というのも、無料なんです。(1時間 ソリの貸し出し含む)
「いまり夢みさき公園」でお金がかかるのは、自動販売機だけ。
芝生広場が広がり、気持ちのいい空間には、幼児や高齢者 車いす利用の方も楽しめる遊具もあります。
家族がいっしょに遊べるのは、いいですね。
からだを包み込むようなブランコは、安心感があります。
気持ちよく運動できそうな公園です。
見晴らしのいい草スキー場は、幅12メートル、長さ45メートル。
今年3月に人工芝を張り替え、リニューアルしています。
ソリの底にワックスをつけるとスピードアップ。スリルも楽しめます。
いまり夢みさき公園
住所 伊万里市黒川町福田1087
電話 0955-27-0240
営業 8:30~17:00 年中無休
入園料 無料 駐車場 300台
身体を動かし、おなかぺこぺこ。車で15分ほど走り、9年前にオープンした「カフェ クール・ド・ナチュール」へ。
天井が高く、木がふんだんに使われた建物です。天窓からは自然の光がたっぷり入ります。
店名のクール・ド・ナチュールは、フランス語で「自然な心で」という意味です。
かつて帝国ホテル建設のため来日し、40年以上日本に滞在。多くの名建築を残した建築家レーモンドが好んだ、「アントニン・レーモンド様式」という独特の丸太組みの手法が使われています。
「カフェ クール・ド・ナチュール」は、レーモンドさんの下で建築を学んだ建築家 津端修一さんが設計・草案した建物です。
津端修一さんは、自作のガーデンで作物を作りながら、夫婦で人間らしい暮らしを実践しました。その姿は、全国で公開中のドキュメンタリー映画「人生フルーツ」で紹介されています。
「クール・ド・ナチュール」が、精神医療の病院が運営する就労施設の中にあるカフェであることから、計画段階で津端さんにキッチンガーデンのアドバイスを依頼。すると訪問した次の日に、無償で設計をかいて、送ってくれたそうです。
木造の建物が囲む素敵なキッチンガーデン。この畑で育てた野菜をカフェのメニューに使っています。
背の高い植物は、オクラです。赤いオクラです。この日は、空心菜(くうしんさい)を収穫していました。
毎朝とれたての野菜は、カフェにも並びます。
「お魚ランチ(1,300円)」。秋鮭ときのこの包み焼きです。
そして「生ハムとクリームチーズのベーグルサンド(950円)」ベーグルはクルミ入りで、自家製のレーズン酵母を使っています。
野菜がいいので、味付けはシンプル。野菜の味をそのまま感じることができます。
誰もが食べやすいように魚の骨は、取り除いています。
スムージーをセットにすることもできます。「スムージーセット(ランチ単品価格+450円)」今の時期は、空心菜、キウイ、リンゴジュースをミックスしています。
環境と調和した空間でいただく、クオリティの高い料理は、心も満たしてくれそうです。
カフェ クール・ド・ナチュール
住所 伊万里市二里町八谷搦1179
電話 0955-25-9789
営業 12:00~16:00 第1・第2水曜 9:30~12:00
休み 日曜・月曜・水曜・祝日(変更あり)
駐車場 あり
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続いては、佐賀県三瀬村へ。「マルヤスりんご園」にやってきました。
旬のりんごを丸ごと味わえます。【体験料】大人(中学生以上)600円・小人(4歳~小学生)500円【持ち帰り】1㎏ 800円
そして、園内は体験料だけで食べ放題なんです。
ヒミツ道具も借りられます。りんごの収穫棒です。高いところのリンゴをとることができます。
いざリンゴ狩りへ。園内には約30種類のりんごがあります。長崎に住んでいると、木になっているりんごを見るのは貴重な体験です。
9月下旬から10月上旬にかけて収穫期を迎える「秋映(あきばえ)」。秋の始まりを告げる品種です。濃い赤色、歯ごたえはしゃきっとしていて人気があります。
赤を超えて、黒っぽくなっているのがおすすめです。
もぎたてをかじってみました。とてもジューシーです。
ヒミツ道具で、高い枝の実も収穫できました。
もぎたてのりんごは、果汁たっぷり。これは経験してみないとわからないですね。
マルヤスりんご園
住所 佐賀市三瀬村大字藤原2407
電話 0952-56-2540
営業 9:00~17:00
休み 火曜 駐車場 あり
武雄市内に移動。「佐嘉平川屋(さが・ひらかわや)武雄温泉本店」温泉湯豆腐のお店です。
高い天井、温泉豆腐の店とは思えないつくりです。新幹線開通に合わせて2022年9月23日にオープンしました。
武雄のシンボル「楼門」の向かい側に位置しています。
佐賀県は、全国有数の大豆の産地である佐賀平野があり、昔から地域独自の豆腐文化が根付いています。
「豆腐のイメージを変えて、若い人たちにも気軽に来てもらう豆腐料理」がコンセプトです。
温泉湯豆腐をメインにした「温泉湯豆腐御膳(肉なし)1人前3,000円」。
撮影用に並べていますが、実際は一品ごとに提供されます。
「食前のドリンク(豆乳と甘酒)」、豆乳の中にほのかに甘酒の香りを感じます。
「前菜」は、濃厚胡麻豆腐・濃厚落花生豆腐・堅めの豆腐。それぞれの味わいが楽しめます。
そしてメインの温泉湯豆腐。温泉の成分で豆腐がとろとろ、滑らかな舌触りです。
口の中は、大豆のやさしい甘い香りでいっぱいになります。
何もつけなくても十分美味しいんですが、ごまだれ、塩など多彩な楽しみ方もできます。
塩とオリーブオイルもおすすめです。
白米か雑穀米を選んで、雑炊をいただけます。
さらに、武雄温泉本店では、人気のスイーツをテイクアウトすると中庭にある足湯に浸かっていただく、なんてことができるんです。
豆乳のソフトを使ったパフェをいただきました。「豆乳パフェ ごまオリーブ(790円)」隠し味はオリーブオイル。食べ進めると胡麻豆腐も入っているんです。オリーブオイルに胡麻豆腐、つぶあん、豆乳ソフトの相性が抜群です。
「豆乳ジェラート 完熟南高梅と嬉野抹茶(550円)」は、抹茶も梅の味をしっかり感じます。
足湯につかりながらのスイーツ。なかなかできない体験もできる、いやされるお店でした。
佐嘉平川屋 武雄温泉本店
住所 武雄市武雄町大字武雄7411
電話 0954-27-8481
営業 レストラン10:00~18:00(L.O.16:30)
カフェ 9:00~18:00(L.O.17:30)
休み 12/31~1/3 駐車場 あり