「上野敏子のあなたの町におじゃまします」。今回は番組10周年の特別企画として、来月13日まで開催している「大阪・関西万博」におじゃましました。
世界中から沢山の人や物が集まる国際博覧会である「大阪・関西万博」。161の国と地域、9つの国際機関が参加しています。
世界各国の新しい技術や文化に触れ、未来の社会像を体験することができます。イルミネーションや水上ショーなど夜まで楽しむことができます。万博が大阪で開催されるのは55年ぶりなんです。
ここでリポーターの上野さんについて、驚きの情報。1970年の大阪万博の時、上野さんは、万博のスタッフとしてお客さんの案内をしていたんです。当時は20歳。赤と白のワンピースを着て会場を盛り上げていたんです。
日陰を求め、大屋根リングの下を歩きます。すると以前転勤で長崎にいたという谷陽一朗さんに出会いました。
谷さんは、万博が大好きで10回も足を運んでいるそうです。
谷さん:
いろんな国の人と、自由に話ができるのが魅力。あと3回くらい来ようと思っている。
1970年の前の大阪万博の時は、小学生だったという谷さん。上野さんがコンパニオンだったと聞いて驚いていました。
続いて訪れたのが、「コモンズ-B」。
コモンズは、複数の国や地域が共同で出展し、それぞれの国をPRするパビリオンです。
会場でひときわ賑わっている「フィジー」のブースにお邪魔しました。
オーストラリアの東、ニュージーランドの北に位置するフィジーは、サンゴも多く、海のきれいな国です。
フィジーのお土産の中に気になるものがありました。パッケージも鮮やかな「ボンゴチリソース(2,100円)」。フィジーの唐辛子です。フィジーには辛い物が好きな人が多いそうです。
エチオピアのブースに入ってみました。
エチオピアの暦では、取材した9月11日がお正月。不定期で開催されているエチオピアの伝統的なおもてなしの儀式「コーヒーセレモニー」を体験しました。
エチオピアは、コーヒー発祥の地と言われています。コーヒーセレモニーは、おもてなしとしてのほか。家族のコミュニケーションとして開かれるそうです。
民族衣装を着せていただきました。苦みが少なくおいしいコーヒーでした。
新年を祝うエチオピアのダンス。みなさんと一緒に踊りました。踊れば心も通じます。
公式スタンプパスポートには各ゾーンの説明や地図、パビリオンの写真も入っているので、万博を知るきっかけになりそうです。各ブースをめぐってスタンプコレクションを増やすのも楽しみのひとつですよ。
オランダパビリオンにやってきました。
案内をしてくれたのは、マルタインフーレさん。2008年から1年間、長崎大学に留学した経験もあるんです。
オランダパビリオンは、直径約11メートルの大きな球体が特徴です。壁面には波のデザイン。波は水を表しています。干拓で国土を作ってきたオランダは、水との深い関わりをテーマに掲げています。
オランダ生まれのミッフィーがパビリオンのいろんな場所にいます。
キッズアンバサダーとして、子どもにもわかりやすい言葉と、見やすい高さでパビリオンのことを教えてくれます。
外から見えていた大きな球体の中に入ってみました。
パビリオンの中心部にある球体の中は、プラネタリウムようになっていて、大迫力の映像を楽しむことができます。
ショップには、ここでしか買えないアイテムが揃っています。
現地のグルメも万博の醍醐味です。オランダの伝統的な国民食とされる、ニシンを塩漬けにした「ハーリング(900円)」をいただきました。
尾の部分を持って、吊り下げるようにして食べるのが、オランダ流なんだそうです。
この日、オランダパビリオンのイベントスペースでは、特別な催しが開かれていました。
「SONOGI TEA PARTY(そのぎ茶会)」です。来場者をもてなすのは、東彼杵町の小学6年生です。
修学旅行を利用して、町の特産品であるお茶を世界に紹介する大役を担ったんです。出発前から何度も練習していたそうです。
冷たいお茶に温かいお茶も。子どもたちは英語で、お茶の淹れ方や町の魅力を伝えました。
そのぎ茶を味わった外国の人からは、「東彼杵町に行ってみたい」という感想もいただきました。
味わっていただいた後は、「そのぎ茶最高~!」を合言葉に、来場者と一体となって盛り上がっていました。