今回の「あなたの町におじゃまします」は、長崎市の滑石です。
長崎市滑石は、長崎市北部に位置する住宅地域。かつて、九州一のマンモス団地と呼ばれ、大型ベッドタウンとして発展しました。周辺環境が整っていて、とっても「住みやすい街」と言われています。
歩いていると、人だかりを見つけました。
滑石市場(長崎市滑石3-19-5)です。
まずは、青果店。たくさんの野菜が並んでいます。
市場は、5年ほど前にリニューアルされました。
1973年に開設され当時は20店舗近くが並んでいました。しかし、人口の減少などで、今はわずか2店舗。それでも、市場はまだまだ元気なんです。
多い時で、1日に1,000人、少ない日でも700~800人くらいは来店しているそうです。
人気の秘密は、新鮮さとその安さ。仕入れを担当するのは、81歳の松浦弘人さんです。
その日の天気や気温によってお客さんが欲しいものを見極めるこの道67年の達人です。
「仕入れは、毎日4時ごろ起きていくけん。昭和33年から」
この日は、仕入れが高かったということで、いつもは280円~300円のいちごが1パック378円。十分安いと思います。
「金儲けが大嫌い」
「お客さんが喜べばいいと」
とっても優しそうな松浦さんですが、スタッフの皆さんは「仕事に厳しい」と声をそろえます。しばらくは、現役でいてくださるようです。
「あと30年くらい大丈夫」
滑石の台所はまだまだ安泰のようです。
松浦青果
電話 095-856-3309
営業 月曜~金曜 9:00~18:00
休み 日曜、祝日
つづいて、お隣の精肉店に。
九州各地から厳選したお肉を仕入れている「和牛松内」。滑石市場に店を開いて、約28年です。
40年以上のキャリアを持つ松内寿生さんが、お客さんの要望に応えてくれるとっても親切なお店です。
自分がよいと思う肉を仕入れて、それを気に入ってくれるお客さんに勝ってもらう。松内さんは、「半分は趣味のようなもの」と話します。
上野さんの最近のお気に入りは、「トモサンカク」。
「トモサンカク」はありませんでしたが、より美味しい「イチボ」はいかがとおすすめしてくれました。
イチボにもいろいろあると実物を持って、詳しい解説が始まります。同じイチボでも場所によって、味わいが違うそうです。
「肉ずっと食べてない」という上野さんに、ご主人自慢の「イチボ」を特別に焼いてくださいました。
上野さんによると、 脂が多いけど、さっぱりしているそうです。
お肉のことを丁寧に教えてくれる「和牛松内」。こんなお店が近くにあるなんて羨ましいです。
和牛松内
電話 095-856-3307
営業 月曜~土曜 9:00~17:00
休み 日曜・祝日
和牛松内で、美味しいレストランを教えていただきました。
滑石センター保育園の向かいにある 「ヴァンビィ」です。
黄色い外観が目をひく「ヴァンビィ」。
営業を始めて、13年。こだわりのイタリアンが楽しめるお店です。 店内は、広々としていて、団体での貸し切り利用も可能です。
ランチは、「日替わりパスタ」(1,300円)、「日替わりピザ」(1,600円)のほか、オードブル、スープ、パン、メインのランチコース(2,000円)があります。 メインは、数種類から一つ選ぶスタイルです。 杉村さんが、おススメしてくれたのが、「仔羊のランプステーキ」(+300円)。 料理を作るのは店長の三村さんです。 福岡のイタリアンとフレンチのお店で修業。3年前からここ「ヴァンビィ」で腕を振るっています。 「自分がつくりたい料理を、作りたい味で出している感じで、こだわりっていうより、自分が好きなものをお出ししているていう感じですね」 そんな三村店長が手がけるランチコース(2000円+メイン300円+デザート300円)がこちら。お昼から豪華な料理になりました。 メインの「仔羊のランプステーキ(赤ワイン 粒マスタードのソース)」。ボリュームのあるお肉は、とても柔らかくて美味しい。 上野さんが、どハマりしたのが自家製パン。料理のソースをつけてもおいしいんですが、オススメは「オリーブオイル」です。 オリーブオイルには、イタリア産の岩塩とローズマリー、唐辛子を加えています。さわやかな風味です。 この日のデザートは、「バスクチーズケーキ」でした。 地元で愛される、ゆったりとしたランチを楽しむのにいいお店です。 ヴァンビィ 続いては長崎らしいあるものが見られるという神社へお邪魔しました。 滑石太神宮は、1660年に創建。366年の歴史がある由緒深い神社です。 初詣や七五三など多くの人が訪れる地元に親しまれている場所。そんな滑石太神宮で出会ったのは... 竜踊(じゃおどり)の竜でした。
住所 長崎市滑石3丁目5-29
電話 095-865-6739
営業 ランチ 11:30~(L.o.14:00)
ディナー18:00~(L.o.21:00)
日曜ディナー17:00(L.o.20:00)
休み 不定 149年の伝統の竜踊
2体あります。昭和52年と58年に作られました。
長さは、20メートルほど。
8000枚あるというウロコを触らせていただきました。
「意外と硬くない」
保存会の柿本会長のご厚意で、竜頭を持ち上げさせてもらいました。
「滑石の竜踊」が始まったのは、1877年。来年150年の節目を迎えます。
柿本会長も1976年から50年にわたって、歴史を支え続けてきました。
1979年には、伝統を継承してもらいたいと子供用の竜を2体つくりましたが、サッカーなどスポーツに取り組む子が増えたこともあり、2006年から休眠しています。
次世代につなげたい伝統です。
滑石竜踊保存会事務局
電話 095-856-8492