マレーシア出身の大学生、イマンが独自の目線で長崎の魅力をリポートする「イマンのイマ何歩」。
今回の舞台は長与町北西部。住宅地が広がる中に、町のスポーツ施設も多く集まる地域です。
イマンくんが寛いでいるスタート地点の足湯は、ごみ焼却施設「クリーンパーク長与」にあります。平日は、誰でも利用できるそうです。
クリーンパーク長与(足湯)
住所 長与町斉藤郷1073番地
営業 平日 8:45~17:30
電話 095-865-6477
詳しくは、クリーンパークHPに記載
約2か月ぶりのお散歩のテーマは、「秋」。制限歩数5000歩のお散歩で「秋」をみつけながら、今回のゴール「芸術の秋のスポット」へと向かいます。
早速、グラウンドで何やらスポーツを楽しんでいる地元の人たちに出会いました。
「ターゲットバードゴルフ」というスポーツでした。プラスチックボールがついたバドミントンのシャトルをクラブで打って、かさを逆さにした形のホールを狙う競技です。
お誘いいただいて、イマンくんも体験。
簡単そうに見えますが、これがけっこう難しい。うまくボールが上がりません。
熱心なご指導のおかげで、10打目にしてようやく成功できました。
身体を動かすこと、仲間とのコミュニケーションがみなさんの健康の秘訣のようです。
散歩を再開すると近くの建物に、体を動かしているグループを発見しました。
おじゃますると、「太極拳」のグループでした。
こちらもお誘いいただき、初めての太極拳に挑戦です。
チームカサブランカには、長与町と長崎市の40~80代の人が参加しているそうです。病気などで活動から離れることもありますが、みなさん戻ってくるそうです。「戻ってくることができるコミュニティ」があることは大事なことだとイマンくんは感じました。
直売所「まんてん」を覗いてみました。長与町の産物を販売しています。
これから旬を迎える長与町の名物ミカンなどが並ぶ中、会長の浅井春千代さんがおすすめするのは、手作りジャムです。
農家さんが自分の畑でできた果物をジャムにしているそうです。
青リンゴのジャム(300円※欠品の可能性あり)もありました。気になったので特別に試食させていただきました。
「リンゴのナチュラルな味が出ているんですよ。パンにのせたら4、5枚くらい食べられそう」
まんてん
住所 長与町岡郷614-12
電話 095-887-1345
営業 7:15~13:00
休み お盆、年末年始
その後もいろんな秋を見つけながら散歩を続けます。
振り返ってみると雨が多かった「イマ何歩」のロケ。この日は、最高の青空でした。
和風のたたずまいに「GARO」という看板。ここがゴールです。どんな「芸術の秋」が体験できるのでしょうか。
中に入るといろんな飾り物が展示されています。樹脂粘土で花をつくる教室でした。
一倉美紀さんは10年以上、洋裁教室の講師を務めています。その手先の器用さを生かして、粘土工芸に挑戦。今では、本物と見間違えるような作品を生み出しています。
一倉さんに教えていただきながら「シロツメクサ」をつくります。
まずは、葉っぱと花を作ります。粘土に色をつけて伸ばします。
幼稚園以来の粘土あそびです。丸めたり、伸ばしたり。
型抜きをして、ワイヤーを付けるなど指先での作業が続きます。
一番難しかったのが、花づくりでした。 緑の粘土の周りに白い粘土を薄くのせて、はさみで細かく切ることで、たくさんの花びらを表現します。
先生のお手本を参考に、真剣な作業が続きます。集中のあまり、呼吸をするのも忘れるほどでした。
最後まで一人で作ると4~5時間かかってしまうので、先生が作ったパーツも組み合わせて仕上げます。
イマン作 シロツメクサ。いかがでしょうか。
「ものに命を吹き込む。自分の手のひらから生まれていくと、愛着がわく」と一倉さんは、おっしゃっていました。
粘土工芸教室は、生徒を募集しているそうです。興味のある方は、お問い合わせください。
隣にはすてきな喫茶店(不定休)もあります。教室のあとに、そのままランチやコーヒーブレイクというのも楽しそうですよね。
粘土工芸・珈琲喫茶GARO
電話 080-1768-2451
※粘土工芸はショートメールで受付
5000歩まで少し余裕があったので、夕日を見に行きました。
大村湾に沈む夕日。最後まで秋を満喫しました。