身近なスーパーマーケットのプラスの情報をお伝えする「なかよしマルシェプラス」。今回の主役は、“もち”です。
おいしい“もち”を求めてやってきたのは、長崎から約1,500キロ離れた日本有数の米どころ山形です。
ゲストは、キャイ~ンぼけ担当の「ウドちやん」です。ウドちゃんは、山形県出身。おいしい山形のもちを「モチベーション」上げて伝えてくれます。“もち”だけに
山形に行く前にエレナ稲佐店(長崎市丸尾町1-3)で、商品チェック。
教えてくれるのは、青果バイヤーの白石裕之さんです。
「杵つき生丸餅」。山形・城北麺工で製造されているエレナオリジナル商品です。もちろん山形県産のもち米を使用。今の時期は、新米を使っています。
白石バイヤー:
「鮮度がばっちり、むちゃくちゃ美味しい。鍋にぴったりなので、青果コーナーに並べています」
今回の発見ポイントは、「すこだまのびる」。
どういうことなんでしょうか?「すこだまのびる」の秘密を探るために山形県の城北麺工へ
城北麺工は、創業昭和24年。もちや麺を製造している、山形県民にはおなじみの会社です。
営業本部長の長橋史佳さんに案内していただきます。
城北麺工のもちは、山形県産のもち米と蔵王の水を使い「手術室よりもクリーン」という清潔な工場で作っているそうです。
もち米の田んぼに行ってみました。
見た目は、ごはんで食べるうるち米とほとんど変わりません。でんぷんなどの成分が違うということです。
城北麺工では、玄米を自社で精米して、36時間以内にもちにしています。鮮度とスピードを大事にしています。
いよいよ工場を見学します。
クリーンルームの中は、手術室と同じくらいにきれいな空気を保っているということで、入る人は、納豆を食べることも、化粧もNG。野上リポーターも「すっぴん」で臨むことになりました。撮影機材も消毒しました。
まずは、洗米。工場敷地内に湧く、ミネラル豊富な蔵王山系の伏流水を使います。
水に2時間以上浸した後、蒸しの工程を経て、最初に米をつぶす「半練り」に。
半分くらいもちにした状態で、まだ米の粒が見えます。これを工場では「半殺し」状態と呼びます。
そしていよいよもちつきです。杵で百回つく、昔ながらの「百回づき」の製法がこだわりです。
手で返す作業を機械で再現していて、むらがないようにつきあげます。
この「百回づき」により、「食べるとのびる」という特徴を出せるそうです。
これが「すこだまのびる」。
「すこだま」は、山形弁で「すごく」「とても」の意味だそうです。
百回ついたもちは、成形の工程に...
山形では、「切りもち」が主流ですが、長崎用に「丸もち」に成形します。
もちは、日本の西と東で「丸もち」と「切りもち」に分かれるそうです。岐阜県の関ケ原あたりが境になっているそうです。
一晩冷やして、完成。袋詰めした後、人の目でチェックして出荷します。
特別に「すこだまのびる」つき立てのおもちをいただきました。
ここで白石バイヤーのおすすめポイント
白石バイヤー:「煮込んでもくずれないので、鍋にとっても合うんです」
せっかくなので、山形名物の「芋煮」に入れることに
サトイモをメインに季節の野菜や肉、こんにゃくなどを出汁で煮込む「芋煮」。ここにエレナの「杵つき生丸餅」を投入します。
家庭では、オーブントースターで焼いてから鍋に入れてください。
ウドちゃんと行った「すこだまのびる」ヒミツ発見の旅の様子は、10月1日(水)午後8時からYouTubeで配信します。 放送されなかった未公開シーンも見ることができますよ。