個性的なかき氷店がそろう島原半島では、6月に「島原半島かき氷協会」が結成されました。9月30日まで、16店を巡るエリア初めてのスタンプラリーを開催しています。
「島原半島 推し氷ガイドブック(850円)」は、島原半島のフリーペーパーを発行している会社がデザインを担当。スタンプラリー参加店のほか、アミュプラザ長崎1階「長崎お土産すみや」で販売しています。
スタンプラリーのコンプリート賞は、「スペシャルなかき氷が食べられるチケット」です。「狸山まんじゅう」、「Pastisserie(パティスリー)六三郎」、「GÂTEAU friand(ガトーフリアン)」で、商品として出していないスペシャルなかき氷を食べることが出来ます。
半分の8店舗めぐるハーフコンプリート賞は、オリジナルクリアファイルです。(※商品交換10月31日(金)まで)
かき氷を食べたくなったら「そうだ島原半島へ行こう」。スタンプラリーに参加している中から4店の推しメニューを紹介します。
かき氷シーズンの土日には、行列ができる超有名店、雲仙市国見町の「狸山まんじゅう」。 「島原半島かき氷協会」会長の豊田康裕さんのお店です。
会長のおすすめは、「フルーツミックス(1,300円)」。スタンプラリー参加店には、それぞれ数種類の人気メニューがありますが、島原半島はフルーツの産地だけに、どの店もフルーツメニューに力を入れているそうです。
南島原市産のハウスミカン、国見町産のメロン、同じく国見町産のブルーベリーをトッピング。ソースは国見町産のいちご、有明町産のキウイ、マンゴー 島原半島のおいしさを詰め込んでいます。
クリームは今人気の泡状のソース「エスプーマ」です。 空気を含んだミルクがふわふわの氷とよく合います。
豊田さんは、店でかき氷を出すために、技術を学びに東京に行ったり、全国を回ったりして研究を重ねました。
豊田康裕さん:
まだまだ進化できるはずだと思ってます
島原半島全体でレベルアップした「進化系かき氷」を提供しようと、身につけた技術を講習会などで同業者に教えているそうです。
「狸山まんじゅう」は、店内で食べる場合は、お店に行って予約するシステムになっています。
狸山まんじゅう
住所 雲仙市国見町多比良戊1449-176
電話 0957-78-1546
営業 9:00~売切終了 店内は要予約(先着順)
休み 火曜 駐車場 あり
インスタグラム tanukiyama389
雲仙市小浜町の老舗旅館「伊勢屋」の中にある「いせやカフェGRADEUR」。
「推し氷ガイドブック」には、店舗によってクーポンがついています。いせやカフェのクーポンは、「温泉入浴無料券」です。
通常大人1,000円の大浴場入浴料が、クーポン利用で無料になります。
クーポンがあれば、その日に入れなくても「引換券」をもらって、別の日に入浴することもできます。
100℃以上の温泉を笹で湯冷ましする「笹湯」という風情のあるお風呂です。
湯上りに氷をいただくのがおすすめ。
あずきに小浜の塩を使っている「抹茶あずき(1,200円)」。
白く伸びるのはお餅のソース。口に入れるとすぐに溶けていきます。
氷もふんわり、まるでやわらかいおまんじゅうを食べているようです
クーポン利用ならかき氷と共に島原半島の魅力も感じられます。
いせやカフェGRADEUR(グランドール)/伊勢屋
住所 雲仙市小浜町北本町905
電話 0957-74-2121
営業 10:00~17:00
休み 不定 駐車場 市営駐車場(有料)
インスタグラム grandeur_iseya
南島原市深江町の結婚式場「ザ・マーキーズ」に併設された「MARQUI'S CAFE」。
テラス席もおしゃれでランチも人気のカフェなんです。
かき氷は、とっても凝っています。バニラアイスやブラウニーなどを散りばめた「アフォガード(1,320円)」。バニラアイスに熱いエスプレッソをかけたデザート、アフォガードをイメージしています。
コーヒーシロップをかけていただきます。シックなウェディングドレスをイメージしたそうです。彩るのは、食べられるお花、エディブルフラワーです。
コーヒーの香りが広がる「洋」のかき氷です。
ガイドブックのクーポンでもらえるのは、「ドリンクチケット」です。かき氷と一緒でも、次回、ランチでも利用することも可能です。
かき氷を食べると館内のフォトスポットを使って、映え写真を撮影することもできます。
お花を散りばめ、結婚式のイメージをふくらませるかき氷で、結婚式に親しみを持ってもらえたらという思いも込められています。
MARQUI'S CAFE/ザ・マーキーズ
住所 南島原市深江町丙760
電話 0957-72-2031
営業 11:00~16:00
休み 不定 駐車場 あり
インスタグラム themarquiscafe
代々酒蔵を営む南島原市有家町の「吉田屋」にある「cafe kULa」。
趣のある扉の向こうには、アンティークの小物が並ぶ素敵な空間がひろがります。
ここでいただけるのが、「吉田屋」でつくる甘酒を使った「甘酒抹茶(1,200円)」です。
麹と水だけで作った甘酒で、アルコールは含まれていません。抹茶の苦みの後に甘酒の風味が残ります。甘酒を凝縮したものを牛乳と混ぜて煮詰めたソースは、とろみがあります。
大正6年(1917年)創業の「吉田屋」は、全国でも珍しい「はねぎ搾り」という昔ながらの製法で日本酒を造っています。
吉田屋の四代目吉田嘉明さんによると、「甘酒」は江戸時代には夏バテ予防として氷と一緒に食べられていたということで、夏の季語にもなっています。
おちょこで提供される甘酒の「追いソース」をかけると暑い夏に元気が出そうな気がします。
ガイドブックのクーポンは、トッピングの増量です。甘酒ソース、白玉、あずきをたっぷり食べられます。
農家から仕入れる桃を使った「桃みるく(1,100円)」も人気です。
酒蔵ならではの甘酒がのったかき氷で、ひんやりと夏バテ解消はいかがですか。
cafe kULa /はねぎ搾りの酒蔵 吉田屋
住所 南島原市有家町山川785
電話 0957-82-2032
営業 11:30~17:00(L.O.16:30)8月のみ延長
休み 月曜・火曜 不定休あり 駐車場6台
インスタグラム cafe__kula__