県内21市町にある いろんな町のメインスリートをめぐり、その歴史や魅力を伝える「メインストリートをゆく」。今回は、長崎市北部の「アンジェラス通り」を歩きます。
長崎市の浦上天主堂下の交差点から本原交差点にかけて約800メートルの「アンジェラス通り」。1日3回鳴り響く浦上天主堂の鐘「アンジェラスの鐘」にちなんだ名前と言われています。商店や飲食店など多種多様なお店が軒を連ねています
本原交差点を出発して、最初に伺ったのは、「ふたばNagasaki」。かわいい外観の子ども服のお店です。
店主の大川真司さんが、祖父母が営んでいた店をリノベーションして2013年にオープンしました。大川さんが子ども用品店で働いていたので、子ども服の店を始めたそうです。
店内にはキッズスペースもあるので、子ども連れでもゆっくり買い物をすることが出来ます。
大川さんは、「長崎にないような」品ぞろえを意識しているそうです。SMOOTHY(スムージー)というブランドもそのひとつです。(SMOOTHY 半袖Tシャツ黒・白 5,500円)
大人も着れそうなサイズもあり、リポーターの野上さんは、ずっとほしかった2歳になる息子さんとのおそろいの服を見つけました。
ふたばNagasaki
住所 長崎市小峰町1-6
電話 095-844-2471
営業 10:00~18:00
休み 不定 駐車場 1台
インスタグラム futaba nagasaki
「アンジェラス通り」を浦上天主堂の方に歩きます。気になるお店を発見しました。
この道一筋55年のご主人が出掛ける「中華はやかわ」。長崎の有名ホテルで料理長の経験のある早川孝三さんが、2023年にオープンしました。
月替わりのメニューや本格中華が、手ごろな値段で頂けます。
その早川さんが、「長崎で旋風を巻き起こすつもり」で出しているというおススメメニューを紹介してくれました。
それが今月のランチ「パイコー麺セット(1,200円)」。
麺の上にカレー粉をまぶした豚ロースをのせています。
ボリュームたっぷり、カレーの香りが食欲をそそります。しょうゆベースの鶏ガラスープであっさりいただけます。
中華のコックになろうと東京に出て行った時に、初めて食べたパイコー麺のおいしさ。早川さんの思いものせた一杯です。
「アンジェラス通りに活気を出したい」と店を構えた早川さん。「まだまだがんばりたい」と話してくれました。
中華はやかわ
住所 長崎市上野町2-5
電話 095-842-0018
営業 11:00~14:00 夜は完全予約制
休み 月曜・木曜
駐車場 2台
浦上天主堂近くまで下ってきました。すると交差点の角に「手編みの店 ニット長崎」というお店をみつけました。
今では、めずらしくなった毛糸玉の専門店です。店主の加藤正行さんによると「長崎市には3、4軒しかないのでは」ということです。最近の編み物ブームの影響もあり若い世代のお客さんもいるそうです。
奥さんの八美(やみ)さんは、編み物が得意です。店内には、ぬいぐるみや服、帽子など八美さんの作品が並びます。
ダイヤカプリという毛糸で編んだ帽子がごちらです。風通しもよくて、夏にぴったりの「ぐるぐる帽(2,750円)」です。
1着分の毛糸を買うと、作品の「編み図」が無料でもらえます。
夫婦2人3脚でお店を切り盛りして30年の加藤さん夫婦。この場所でお店をしているのには、こんなわけが…。
加藤さん:家内(八美さん)が、生まれがここで、生まれてすぐに洗礼を受けていて、ずっと教会(浦上天主堂)のそばがいいと話していて
八美さん:離れきれないんですよ。何度か引っ越しましたけど、ここに戻ってきました
手編みの店 ニット長崎
住所 長崎市上野町1-1
電話 095-849-1050
営業 9:00~18:00
休み 日曜・祝日 駐車場 なし
インスタグラム knit nagasaki
午後6時に鳴る鐘の音を聞くためお店が入るビルにおじゃましました。ベランダからは、浦上天主堂の左側(北側)の鐘楼が見えます。
旧浦上天主堂には、かつて大小2つの鐘がありました。原爆投下によって左側の塔にあった鐘は大破しました。
その壊れた鐘が被爆80年の今年、アメリカのカトリック信者らによって復元され、寄贈されました。
今年の8月9日午前11時2分に2つの鐘が鳴り響きます。
ノーモア・ナガサキ194508091102
8月9日(土)0:00~24:00
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