5000歩という制限つきのお散歩企画「イマンのイマ何歩」。マレーシアから長崎大学に留学しているイマンくんが出会いを求めて歩きます。
2回目となる今回歩くのは、長崎市牧島町。牧島は、橘湾に浮かぶ周囲5㎞ほどの島です。漁業が盛んです。
目指すのは、干潮の時には歩いて渡れるという「津島」です。果たして5000歩でたどり着けるのか?
歩き出すと早速、気になるものを見つけました。
「ペーロン」は、「知らんかった」というイマンくん、近くのペーロン体験施設で牧島重敏さんにペーロンについて教えていただきました。
ペーロンは、中国、シンガポール、インドネシア、そしてなんとマレーシアにもあり、「ドラゴンボートレース」という名称で親しまれているといいます。イマンくん、マレーシア出身だけど知りませんでした。
今のシーズンは、全国から修学旅行生が、ペーロン体験に来ているそうです。
牧島ペーロン体験施設
住所 長崎市牧島町413-40
ペーロン体験のお問い合わせ
牧島ペーロン保存愛好会
電話 095-830-1630
スタートから1427歩。「国指定史跡 曲崎古墳群」という案内板を見つけました。
「古墳」という言葉に興味深々のイマンくん。目指す「津島」へのコースから外れますが、寄り道です。
向こうに見えるのが「津島」。干潮で、陸地とつながっているのがわかります。
古墳群を見つけました。国指定史跡の曲崎古墳群は、5世紀末から7世紀初めにかけてつくられた古墳群です。
一般的な古墳が土を盛り上げているのに対して、曲崎古墳群は丸い石を積み上げた積石塚(つみいしづか)という構造を持っていて、珍しいそうです。ガラス製の玉類や壺などが見つかっています。
いくつもの積石塚を見ることができました。
遠くから太鼓の音が聞こえてきました。修学旅行生のペーロン体験でした。
最終目的地「津島」に向かう道に復帰。ここまでの歩数は「4130歩」。コースを外れたことで、案の定5000歩での到着が危うくなりました。
歩数を増やさないようにと大股ステップで進みます。
スタッフも必死でついていきます。
出会ったのは、イチゴ農家の石田研次さん。ハウスに連れて行ってもらえることに。
イチゴは、牧島の特産品。旬の時期には糖度14度にもなり、県内外で甘いと評判です。今シーズンは過ぎましたが、来年が楽しみです。
石田さんは、93歳。生まれも育ちも牧島です。
やっと「津島」が見えました。
しかし、もう少しというところで「5000歩」に。さんぽはここまで。
たどりつけなかった「津島」を眺めながらのおやつタイム。スタッフが準備したのは、「牧島ちくわ」です。
「こんなデカいちくわは、初めて」とイマンくんが言った「牧島ちくわ」は、塚原蒲鉾店の看板商品です。
牧島ちくわは、1本235円。揚げ蒲鉾の牧島あげは、1枚135円。どちらも昔から地元の人に愛されてきた逸品です。
塚原蒲鉾店
住所 長崎市牧島町945-8
電話 095-830-2863
※牧島ちくわ・牧島あげの個包装タイプは前日までに連絡を
「ちくわを食べるマレーシア人の映像は、貴重ですよ」
カメラマンとのやりとりも慣れてきたイマンくん。次回は、あなたの町を散歩するかも。お楽しみに。