諫早市出身の金メダリストで体操界のレジェンド、内村航平さん(36)が園児や小学生を対象に体操教室を開きました。デモンストレーションでは華麗なスゴ技を披露しました。
【内村航平さん(36)】
「引き付けるのも腕の力だと思われがちなんですけども、引き付けるために地面を蹴って足を上げなきゃいけないので、地面を蹴ることがすごく大事なんですよね逆上がりって」
講師は体操界のレジェンド、オリンピック個人総合で2連覇するなど7個のメダルを獲得し、2022年に現役を引退した愛称「キング」こと内村航平さん(36)です。
6月14日、ハピネスアリーナで開かれた体操教室のイベントには、園児や小学生など約1300人が参加しました。子どもたちにスポーツを気軽に親しんでもらおうと
長崎市が長崎スタジアムシティと連携し、無料で開催しました。
【内村さん】
「上手に前転するコツは、体を小さくして、ちゃんとやる前に手をつくことですね」
子どもたちは、トランポリンや鉄棒、平均台など使い、体を動かす楽しさを体感しました。
【内村さん】
「恩返しも含めて、あとは子どもたちに夢を届けるために体を動かすことの楽しさを伝えるためにやるってことを引退してから決めていたことなので、それを今ここで古里でやれているということを幸せに感じています」
【小学1年生】
「トランポリンが楽しかった」「ピョンピョンするところ」
【小学3年生】
「鉄棒とかブリッジとかして楽しかったです」
【小学2年生】
「逆上がりを上手に出来たのが楽しかった」「もっと跳び箱が上手になれるように頑張りたい」
【保護者】
「ポイントとか教えてもらって大変参考になったと思うんで、最後に言ってた通り楽しんでもっと伸び伸びと成長していってもらえばなと思います」
トークショーでは、体操を始めたきっかけや体操への情熱を話しました。
【内村さん】
「体操が好きだなという気持ちが強かったので、遊びに行くことよりも体育館で練習することの方が好きだったので」
体の仕組みや使い方のエキスパートでもある内村さん。簡単なストレッチも!
【内村さん】
「一番大事なことって首の血行を良くすることなので、頭を前に倒したり、横に倒したり」
「ストレートネック」、いわゆる「スマホ首」の改善法を紹介しました。
【内村さん】
「背中が丸くなる姿勢が人間には良くないので、特に胸を張ってちょっとそらすというストレッチをやっていくと肩こりとか首痛とか腰痛にも効きます」
デモンストレーションでは、競技用のマットの上で「ゆか」の回転技を披露!
なんとその数11回転!さすが「キング」です!
【小学5年生】
「すごかったです」
【小学1年生】
「回って着地の仕方とかがすごくてかっこ良かったです」
【東京から】
「演技が床と同じ位置で見られるというのがこれまで大会でもどこでもないので、ここでしか経験できなかったことなのですごく感動しました」「全部です。全部素敵です本当に」
【内村さん】
「まだ内村航平って名前使えるなと思ったのと、まだまだ見せられるものはたくさんあるので色々見せたいという気持ちと、僕は長崎で育って世界一なったので子どもたちはみんな同じポテンシャルを持っていると思っている。こんなに坂も多くて、山もあって海もある土地で育っているので」「もっともっと長崎県の方々の体操の知識を高めて、体を動かすことの大事さを伝えていきたい」