佐々町発注の公共工事を巡る官製談合事件で、逮捕された町長の古庄剛容疑者(77)が、辞職の意向を示していることが代理人弁護士への取材で分かりました。
町長の古庄剛容疑者(77)は、去年7月に実施した町営松瀬団地AB棟の給水管改修工事の指名競争入札で、佐々町の会社員、山口情二容疑者(62)に最低制限価格に近い金額を伝え、佐々町の木田栄三容疑者(53)が代表取締役を務める株式会社山龍に落札させた疑いが持たれています。
代理人弁護士によりますと、古庄容疑者は「町民や関係各所に大変なご迷惑をおかけし、申し訳なく思っている」と話し、「騒ぎになっている以上、責任を取って町長を辞職する」との意向を示しているということです。
認否について代理人弁護士は、「捜査段階のため話せない」としていて、県警も認否を明らかにしていません。