交通事故防止などのため諫早市の市道で信号機がない環状交差点を設けて効果を検証する社会実験が県内で初めて始まりました。
小柳亮雄記者:
「こちら諫早市の市道は普段4又路の交差点なのですが、今はバリケードブロックが置かれ、環状交差点となっています」
環状交差点が設けられたのは、諫早市破籠井町の市道にある交差点です。交差点に信号機を設置せず、車などが時計回りに進行することで、赤信号での待ち時間が削減できるほか走行速度の抑制により、交通事故が起きにくくなります。県警の警察官がドライバーに通行方法や注意点が載ったチラシを配りながら、交通事故防止を呼びかけました。
諫早警察署・中谷敏憲交通課長:
「通常の一時停止があったりとか、信号があるような通行方法が違うので、そこを気を付けていただきたい」
諫早市は効果を検証した上で、来年3月までに環状交差点の直径を現在の20メートルから、27メートルにまで広げていく予定です。