6日、大村市で住宅1棟が全焼した火災で焼け跡から身元不明の遺体が見つかりました。
この家に住む高齢の男性と連絡が取れていません。
6日午後5時すぎ、大村市東本町で「建物の1階から火が出た」と住人から119番通報がありました。火は約4時間15分後に消し止められましたが、無職の塩田昇さん(79)の木造2階建て住宅が全焼し、隣接する建物の一部を焼きました。
大村署によりますと、塩田さんは6人暮らしで、出火当時、昇さんと77歳の妻、50代の娘、20歳の孫の4人が家にいました。妻と娘、孫の3人は避難しましたが、昇さんは逃げ遅れたということです。
焼け跡からは身元不明の男性の遺体が見つかり、昇さんと現在も連絡が取れていません。
妻と孫は避難中に煙を吸って救急搬送されましたが命に別状はありません。
一階の居間付近の燃え方が最もひどく、近くには石油ファンヒーターが置かれていたということです。
大村署が遺体の身元や出火原因を調べています。