海の磯焼け問題を食べておいしく解決です。
スーパー「エレナ」で「バリ」と呼ばれる未利用魚「アイゴ」の試験販売が27日から始まりました。
中嶋航大記者:
「エレナ各店できょうから販売が始まったこちらの魚。通常市場には出回らない未利用魚とされる魚なんです」
長崎県内では「バリ」の呼び名で知られる「アイゴ」は、夏から秋にかけ大量発生し、海藻を食べ尽くすことで磯焼けの原因となる魚とされています。独特の臭みや背ビレなどに毒があるため、市場に出回らない未利用魚です。
エレナは県内の養殖業者3社と連携し、捕獲したアイゴ(バリ)を一定期間養殖場で飼育し、特別な餌を与えることで、臭みの軽減に成功。水揚げ後すぐに毒のあるヒレを除去し、安全な状態で流通させる仕組みを確立しました。
アイゴ(バリ)の食用化を進め、磯焼け問題の解決、海の生態系の保全に繋げる考えです。
エレナ佐々店松尾武志副店長(45):
「味は脂がのっていてとても甘みがあってタイに近く歯ごたえもしっかりとあるのでアイゴ(バリ)のことをお客さんが認知していただければ」
アイゴ(バリ)の試験販売は27日と28日の2日間、一部店舗を除くエレナ18店舗で実施されます。