サッカー天皇杯4回戦。J2のV・ファーレン長崎は、J1の横浜F・マリノスをホームに迎えました。試合は後半ロスタイムまで目が離せない熱戦です。
横浜F・マリノスは現在J1リーグ6位。去年7月、長崎から移籍した加藤聖(22)と2022年12月に移籍した植中朝日(22)がスタメン出場しました。
長崎は開始直後からマリノスの激しい攻撃に苦しめられますが、守護神・原田が体を張ってゴールを守り抜きます。その後もマリノスの猛攻をしのぎ、前半をスコアレスで折り返します。
試合が動いたのは後半13分、長崎のミッドフィールダー中村のクロスにフォワードのフアンマが左足を合わせ、ボレーシュート!長崎が先制点を挙げます。
しかしその9分後、こぼれ球に反応したマリノスの天野にゴールを決められ1対1。すぐさまマリノスが追い付きます。
追加点が欲しい長崎は後半アディショナルタイム、松澤のパスを受けたマテウスが個人技で相手を交わしてシュート!2対1とリードし、このまま勝利が期待されましたが、6分後、マリノスの西村にゴールを奪われ2対2。さらに2分後、裏に抜けたマリノス植中が古巣のゴールネットを揺らし、これが決勝点。長崎は惜しくも3対2と逆転負けを喫し、天皇杯はベスト16に終わりました。
V・ファーレン長崎・下平隆宏監督(52):
「我々が準備していたものはほぼプラン通りにいかず苦しい90分だったと思います。中2日でJリーグもありますけども選手たちとまた前を向いて頑張っていきたい」
現在J2リーグ3位の長崎は24日、ホームで6位の山口と対戦します。