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2024/05/31

県内のドクターヘリ運航「ヒラタ学園」不具合に対応せず運航などで国交省から事業改善命令

県内のドクターヘリを運航する兵庫県神戸市の学校法人「ヒラタ学園」が不適切な航空機の整備をしていたなどとして、国土交通省は31日付で事業改善命令と警告を出しました。

国交省大阪航空局によりますと、3月と4月に4回実施したヒラタ学園への立ち入り検査の結果、4月までの約3年間に、30件の不適切な対応をし、ドクターヘリを運航していたことが分かりました。

このうち県内ではヘリの速度を計測する「ピトー管」の凍結を防ぐヒーターに注意灯が点灯しているにも関わらず運航した事案が1件。エンジンの始動不良などヘリの不具合を整備記録に記載しなかった事案が3件ありました。

県は2006年からヒラタ学園と業務委託の契約をしていて、「ヘリの運航の健全性は確認済みで、運航継続に問題はない」としています。

今回の結果を踏まえ県は、ヒラタ学園に対し、さらに安全な運航管理・整備を徹底するよう強く要請するとともに、再発防止策の取りまとめを提出するよう指示しています。

大阪航空局は安全管理体制の再構築やコンプライアンス教育の実施などの事業改善命令と、安全統括管理者の職務に改善措置を講じるよう警告しました。

また、31日午後2時半ごろ、神戸空港でヒラタ学園の小型飛行機が胴体着陸しました。乗っていたのは教官1人と訓練生2人で全員けがはないということです。この影響で午後2時半ごろから神戸空港の滑走路は閉鎖されていて、長崎ー神戸間の3便の欠航が決まっています。

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