アイデアがいっぱい詰まっています。高校生が3年間の学びを生かし、県内企業の課題解決を図りました。
諫早商業高校の商業科ビジネス創造コースの3年生92人が諫早市の「たちばな信用金庫」の協力のもと、県内企業26社が抱える課題の解決や新商品の開発に取り組んでいます。きょうは企業の担当者らを学校に招き、生徒が去年7月から取り組んだ成果を発表しました。
SNSの活用や動画制作、商品キャラクターが付いたチラシの作成など高校生らしいアイデアが提案されました。女子チームの4人は長崎名物「ちりんちりんアイス」の新商品の開発に取り組みました。
「私たちはちりんちりんアイスを多くの世代にとのコンセプトのもとたくさんの人から愛されるような商品を開発しました」
試行錯誤しながらおよそ4カ月かけて完成させたのはピンクが映える「ちりんちりんアイス」。桃と桜風味の2種類で、3月1日の卒業式に合わせ、長崎市の「前田冷菓」が季節限定商品として販売する予定です。
諫早商業高校商業科ビジネス創造コース・松本優花さん:
「ちりんちりんアイスをもっと多くの人に食べてもらえるよう魅力をいっぱい伝えられることを目標に頑張った」
「私たちが考案したアイスを食べてください!」
たちばな信用金庫・早田義教常務理事:
「しっかりした提案ですぐにでも企業の方で活用してもらえるような提案内容だった。今回勉強してもらったことを社会人になっても十分活用していただいて地域のために頑張っていただきたい」
県内企業と高校生を結ぶこの取り組みは今年で4年目です。年々協力する企業が増えていて、来年度以降も継続する方針です。