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2023/10/30

大村市長選 現職・園田裕史さん(46)自公推薦の元県議に大差つけ3選

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任期満了に伴い、8年ぶりの選挙戦となった大村市長選挙は現職の園田裕史さん(46)が2人の新人との三つどもえの戦いを制し、大差で3選を果たしました。

29日午後10時半ごろ、現職・園田裕史さん(46)の元に当選確実の知らせが届くと、集まった支援者からの歓声と園田コールが沸きました。

園田さんは、次点で自民・公明両党が推薦した元県議の北村貴寿さん(50)が獲得した1万607票の約2.7倍の2万8434票を獲得。1万7827票の大差で3選を果たしました。

園田裕史さん:「2期8年間でしっかりと続けてきた姿勢を決して忘れることなく、しっかりと今後も貫いて参りたい」

市議時代から無所属を貫く園田さんは、政党や団体から組織的な支援を受けず草の根の選挙を展開。ボートレース大村の収益を3年連続で全国1位に押し上げた実績を強調し、争点となった収益の使途については新たな市庁舎などの建設費用に充てハード整備を進めると訴えました。

園田裕史さん:「マニフェストに掲げた一つひとつの内容を、しっかり市議会、市民のお声を聞きながら『ワンチーム』になって、しっかり次の4年間も街づくりを自分1人ではなくて、市民一人ひとりがみんな参加していただけるような形で進めていきたい」

一方、次点の北村さん(50)。自民党の国会議員や県議、市議が応援に入り、組織力で園田さんに挑みましたが、及びませんでした。

北村貴寿さん:「やはり現職の壁は厚かったということになると思う。(訴えが)しっかりと市民の皆様にご賛同いただけなかった、届かなかったということだと思う」

公約に掲げた給食費無償化の財源にはボートレースの収益を充てるとしましたが、その収益は公共施設などのハード整備に使うとした市の条例があるほか、見直しを訴えた市庁舎の建設についても、建設計画に関する議案が9月市議会で可決されたばかりで、いずれに対しても「説明がなく無責任だ」と園田さんに批判材料を与える形となりました。

園田市政に対する初めての審判となった今回の選挙。投票率は選挙戦となった前回2015年の60.69%に対し、51.81%と8.88ポイント下落し、過去最低を更新しました。

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