無人駅でなぜ?昼すぎ、雲仙市の島原鉄道「大正駅」の駅舎が全焼しました。11日午後1時ごろ、雲仙市瑞穂町の島原鉄道「大正駅」で近くにいた人から「駅舎が燃えている」と119番通報がありました。消防車8台が出動し、火は約1時間後に消し止められましたが、木造の駅舎約23平方メートルが全焼しました。大正駅は1日の乗降客数が約50人の無人駅で、雲仙署によりますと、当時駅には誰もいなかったとみられ、けがをした人はいませんでした。ホームの目の前に有明海が広がる島原鉄道。隣の古部駅(雲仙市瑞穂町)は、人気シンガー・ソングライターの米津玄師さんが出演したコーヒーのコマーシャルのロケ地として最近注目され、訪れる観光客が増えています。その反響はこの大正駅にもあったと付近住民は言います。島原鉄道は火事のあと、上下線で運行を見合わせ、諫早駅発と島原港発それぞれ2便の代替バスを運行しました。現在は、島原港と西郷駅の間で、折り返し運転をしています。雲仙署と消防は12日に実況見分を行い、出火原因を調べます。