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2023/11/10

【長崎】潜伏キリシタンが歩いた道「阿古木古道」記念碑を序幕 五島市奈留島

【長崎】潜伏キリシタンが歩いた道「阿古木古道」記念碑を序幕 五島市奈留島

五島市の奈留島でかつてかくれキリシタンが歩いた道が整備され、記念碑が序幕されました。

五島市奈留島にある「隠れキリシタンの里」。禁教時代、密かに信仰を続け、その後も信仰を守り続けたのが「かくれキリシタン」です。3日、世界遺産登録5周年の記念ミサがあり、県内外から集まったカトリック信徒や一般参加者が、禁教時代を生き抜いた人々に祈りを捧げました。

隠れキリシタンの子孫、柿森和年さん(77)は、かつて先祖が歩いた古い道、「阿古木古道」の整備を呼びかけ、半年以上をかけて一部を復活させました。記念ミサの参加者が実際に古道を歩き、往時を忍びました。

柿森和年さん:「まさしくキリシタンが作った道なもので、そこで沈黙のなかで歩くことによって、昔のキリシタンたちの生き様がよみがえってくるだろうし、自分を振り返る道として多くの人に活用してもらえればいいのかなと」

福岡からの参加者:「歩きにくい道だっただろうなと、昔もこれと同じ感じだったのかな、かつてこの道だけで歩いたのは大変だっただろうなと思いながら歩いた」

このあと、桜美林大学と共同で制作したかくれキリシタンの儀式、「お授け」の映像が公開されました。

柿森和年さん:「世界遺産は登録がゴールではなく新たなスタート。世界遺産を生かした地域づくりとか、ただ教会がきれいだったということだけでなくて潜伏時代に価値があるもので、そういうことを自分で学んで、自分の言葉で話してもらえればいいのかなと」

柿森さんは、阿古木古道など隠れキリシタンの集落一帯を文化財保護法に基づく「文化的景観」に指定し、次の世代に残してほしいと話しています。

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