去年4月、長崎市新中川町で日課の散歩に出たまま行方不明となっている坂本秀夫さん(74)。認知症を患っていたが、身の回りのことはほとんどでき、自分や家族の名前、自宅の住所なども言える「軽度」だった。全国で増加する認知症患者の行方不明事案。警察の捜索が3日間で打ち切られた後も“自力”での捜索を続ける家族の日々を追った。