プロバスケットボールB1第28節、西地区6位の長崎ヴェルカは、同じ西地区1位の琉球と対戦。勝利こそならなかったものの王者を相手にダンクを連発、驚異的な粘りで観客を沸かせ、稀に見る好ゲームとなりました。
昨シーズンのB1王者、琉球をホームに迎えた長崎ヴェルカ。来場者全員に配られたおそろいのアロハシャツで一体感を高め戦います。
6点を追いかけるヴェルカは第3クオーター、日本代表の馬場が会場を沸かせます。狩俣からパスを受けると、そのまま切り込んでダンクシュート!「BABABOOM(ババブーン)」でチームに勢いをもたらすと…。
第4クオーターには今月新加入したばかりのエヴァンス!スリーポイントシュートを決めた直後には、この豪快ダンク!さらに、馬場のスリーポイントが決まり、遂に1点差。琉球の背中をとらえ、チケット完売となった会場の観客3975人のボルテージは最高潮に達します。
しかし、琉球も底力を見せ、ヴェルカは一歩及ばず。惜しくも敗れたヴェルカは、18勝28敗で、西地区の8チーム中7位に順位を一つ下げました。
馬場雄大選手:
「チームとして40分間、しっかりと戦えたと思うが、要所要所のリバウンドや、ターンオーバー(オフェンス側のミス)のところで相手がリードしてしまった。あのスリーポイントを決めたあたりから、感覚的に、すごく乗ってきて、その時はいける!と思った。悔しいですし、試合もどんどん続くので、週末に向かって準備していきたいなと思います」
今シーズン、残り14試合となったヴェルカは今週末、同じ西地区3位の島根とホーム2連戦です。