プロバスケットボールB1第10節。長崎ヴェルカは昨シーズンB2でしのぎを削ったライバル佐賀とB1初の九州ダービーに臨み、快勝を収めました。
5月に開業したSAGAアリーナでの一戦。平日にも関わらず、長崎からも多くのブースターが駆け付け、来場者数は6297人にのぼりました。
前節まで10勝6敗で西地区3位の長崎ヴェルカは、同じ西地区7位の佐賀バルーナーズと5月のB2プレーオフ決勝で敗れて以来の対戦です。
ヴェルカは序盤、佐賀に先制を許しますが、馬場の同点シュートなどで16点を連取し、勢いに乗ります。
第2クオーターでは荒谷が2連続でスリーポイントシュートを決めるなど、前半を44-38と6点リードで折り返します。
後半第3クオーター、相手のパスがこぼれたところを馬場が奪い取ります。パスをつないでいき、松本がドライブで切り込むと、最後はボンズがシュート。後半も主導権を渡しません。
第4クオーターも勢いが止まらないヴェルカはブラントリーがスリー!さらに相手の激しいディフェンスを振り切り、レイアップシュート!ブラントリーの連続得点など13点を連取します。
この試合、「シュートの精度が悪かった」と話す馬場。
馬場雄大選手:「入らなかった。結構いいショットも打てていたが…」
それでも果敢に相手ゴールを攻めてファウルをもらい、アウェーの中、冷静に11本全てのフリースローを決めました。
馬場雄大選手:「シュートを決めるだけがバスケットボールじゃない。他のオフェンスで点数を取ろうと客観的に見られたところがあったので、それは成長かなと思うし、今度はそういったこともできつつシュートも確実に決めていきたい」
最後は、狩俣からロングパスを受けたブラントリーが豪快なダンク!
B2時代は2勝6敗と負け越し、5月にこのSAGAアリーナでのプレーオフ決勝で2連敗した雪辱を果たし、91-81、10点差で快勝しました。
馬場雄大選手:
「(九州ダービーについて)ほかのチームと変わらないモチベーションで挑んだが、チームの雰囲気を見ていて、やっぱり彼らにとって特別なものなんだなと思ったし、勝利という形で終われて良かった」
11勝6敗で、順位は西地区3位のまま。次節は、次の土日、ホームで、中地区3位のファイティングイーグルス名古屋と対戦します。