若者の県外流出を食い止め、県内就職を図る就活イベントが長崎市で開かれました。
橋本商会、イシマル、ジャパネットグループ、十八親和銀行、谷川建設の5社が合同で初開催した就活イベント「NAGASAKI RECRUIT SUMMIT」には、県内外の大学生約60人が参加しました。
橋本商会・橋本大祐取締役(29):
「長崎県では、若手の人口流出が続いています。1社だけでなく長崎の民間企業が合同で立ち上がることで、こういった流れを変えていきたい。そのきっかけにしたいと企画した」
イベントでは、長崎大学キャリアセンターの職員が就職活動の流れを説明した後、各企業の採用担当者や、若手社員らによるトークセッションが開かれ、エントリーシートの書き方や面接を受ける時のポイントなどを伝えました。
ジャパネットグループ採用担当者:
「(ESは)そこで皆さんが、どうしてジャパネットじゃないといけないのか、その企業でないといけないのか、というところが書けないと、他の学生さんに埋もれてしまう」
谷川建設採用担当者:
「(面接を受ける時は)皆さんならではのエピソードを絡めてお話いただけると、僕らもすごく説得力を感じるなとか、すごくこの人と一緒に働きたいなと思う瞬間があるので、そういったことを心掛けてもらえるといいと思う」
女性参加者:
「地元なので県内就職をしたいと考えている。自分の可能性を早めに決めてしまうのではなくて、もっと出来るんじゃないかと、自分の限界を決めずに就職活動をやっていけたらなと」
男性参加者:
「今のところ志望している業界や会社がまだ見当たらないので、県外でも県内でも良いかなと」
主催した橋本商会の橋本大祐さんは、「今後もこうした就活イベントを開き、若者の県外流出を食い止めたい」としています。