第７６回茶全国茶品評会で東彼杵町Ｗ日本一

京都府宇治市で開かれていた全国茶品評会の「蒸し製玉緑茶部門」で東彼杵町の「そのぎ茶」が「個人・団体」とも日本一に輝きました。「日本一」に当たる農林水産大臣賞に輝いたのは東彼杵町の茶農家・尾上和彦さん（４５）です。尾上さんは５年前（２０１７年）、長崎県で開かれた品評会でも日本一になっていて２度目の栄冠です。また地域の生産者の上位３人の合計点で審査する「産地賞」でも日本一を取り「ダブル受賞」の快挙となりました。「そのぎ茶」は２０１７年からおととしまで４年連続で日本一でしたが去年は逃していて、受賞報告会で生産者らは「そのぎ茶」の品質の良さが改めて証明されたと喜びを分かち合っていました。「おのうえ茶園」の尾上和彦さん（４５）は「５年前に自分が１回取ってもう１回取りたかった。まぐれじゃないと言えるので、今年に限っては、すごくうれしい。産地賞、個人賞もうダブル受賞ということで色んな人に本当に協力頂いて取ったことで恩返しができたと思います」と話しました。大会は、今年の緑茶の出来栄えを競うもので、全国から「玉露」や「てん茶」など８部門に８６５点が出品されました。「蒸し製玉緑茶部門」には主産地の九州４県から１０５点が出品され、外観や香り、色、味の審査の結果１位から３位を東彼杵町の生産者が占め完全制覇しました。