地域の振興などに尽くした人を称える「県民表彰」の表彰式が執り行われました。
1970年から毎年行っている「県民表彰」は54回目です。今年は15歳から93歳までの個人109人と30団体が表彰されました。
地方自治功労では、4月まで4期16年務めた田上富久前長崎市長(66)や朝長則男前佐世保市長(74)。
スポーツや文化などで特別な成績を収めた個人や団体が対象の特別賞には、8月の全国高校総文祭の弁論部門で、県勢として24年ぶりに最優秀賞に輝いた青雲高校3年、バンダービーン新愛さん(18)らが選ばれました。
青雲高校・バンダービーン新愛さん(18):
「光栄なことでまさか受賞できると思っていなかったので大変うれしい気持ちでいっぱい」
大会でバンダービーンさんは、被爆者の祖母の体験をもとに核兵器廃絶への思いを訴えました。
青雲高校・バンダービーン新愛さん(18):
「もうすぐ高校生活終わって大学生になるが、大人になっても核兵器廃絶に向けて平和活動を続けていきたい」
大村工業高校ソフトボール部は第41回全国高校選抜大会で優勝しました。エースで副キャプテンの宇土瑞優さん(18)は地元・島原を離れ、大村工業で優勝することを目標に部活動に励んできました。
大村工業高校ソフトボール部・宇土瑞優さん(18):
「日本一を目標に大村工業を選んで入学して自分の中で強い意志を持ってやれてきたことが地元開催でもしっかり結果が出せることにつながったと思うので、周りの育ててくださった方々に恩返しできたかなと」
大石知事は「それぞれの分野でひたむきに自身の道をまい進してきた揺るぎない自信と誇りが伝わってくる。これからも古里長崎県の発展のために県民の模範として一層活躍してほしい」と功績を称えました。