県内では初の「強制起訴」事案です。出会い系アプリで知り合った女性からクレジットカードなどをだまし取ったとされる37歳の男に対する証人尋問が行われました。
詐欺と窃盗の罪に問われているのは、佐世保市棚方町の無職、野田尚仁被告(37)です。
野田被告は2021年4月、出会い系アプリで知り合った30代の女性に「ライブ配信アプリに課金して応援してほしい」「課金がただになるので、クレジットカードを俺に渡して」などと言ってだまし、9回にわたって、あわせて約136万円を引き出した疑いが持たれています。(翌5月に逮捕)
今回の裁判は、長崎地検がこれまで、2回「不起訴」としましたが、検察審査会が、去年3月、「起訴すべき案件」との判断から「起訴相当」と議決し、長崎では初の「強制起訴」事案として裁かれています。